東急建設のホームページ

いつもお世話になっております。薬味多めで(@yakumioomede)です。

ここ数年、東急グループが主導する渋谷駅周辺の再開発で、駅周辺の町並みや人の流れは大きく変わりつつあります。その東急グループの中で、建設関連と言えば東急建設<1720>ですね。

長期的に保有できる銘柄なのか、本日は徹底的に調べていきたいと思います。

薬味多めで

銀座線のホーム移設は改悪だと思ってるのは私だけではないと思います(笑)

東急建設<1720>の基本情報

渋谷駅周辺の再開発

まずは、東急建設<1720>の基本情報を整理していきましょう。

東急建設<1720>の会社情報とチャート

※2019年1月23日調べ

サイト
項目 内容
会社名 東急建設
証券コード 1720
業種分類 建設業
WEB https://www.tokyu-cnst.co.jp/
本社住所 〒150-8340 東京都渋谷区渋谷1-16-14 渋谷地下鉄ビル
設立年月日 2003年4月10日
上場年月日 2003年10月1日
決算 3月末日
単元 100株
代表者名 寺田光宏
従業員数(単独) 2,619人
従業員数(連結) 2,891人

チャート画像

東急建設<1720>が展開する事業

東急建設の事業内容

東急建設<1720>が展開するサービスは、大きく分けて2つあります。

土木セグメント

前期はミャンマーのODA大型案件を受注したことにより、海外受注が多くなっていました。

2018年3月期実績 2019年3月期実績
国内官公庁 25,513 26,592
国内民間 45,954 28,185
海外 5,315 2,988

単位:百万円

建築セグメント

前期は東急グループからの受注が減少しましたが、国内官公庁からの受注が増加しています。

2018年3月期実績 2019年3月期実績
国内官公庁 13,744 22,225
国内民間 199,171 163,046
海外 1,636 15

単位:百万円

東急建設<1720>の分析

基本の3チェック項目

私が個別株に投資する際に、はじめに下記の3つのポイントに適合しているかどうかをチェックします。

3つのポイント
  • ○:主力製品、サービスに意義があり、実需が存在する実業である事、つまりは、主観的に好感が持てる商売をしていること
  • △:業界が右肩上がりであること、または、高いレベルで安定している事。つまりは、売り上げと利益増が今後も見込めること
  • △:株主還元スタイルを取っていること。

東急建設<1720>は、バブル崩壊後の経営危機から会社再建、その後の再生期を経て中期計画に沿って売上高を伸ばしてきています。特に渋谷地区の再開発では、今後も果たしていく役割は大きいことでしょう。

2020年東京オリンピック·パラリンピック閉幕後も、極端な開発残の落ち込みは考えにくい状態です。資材の高騰や建設従事者の減少で利益率を保ったまま成長を続けられるかどうかは経営力の見せ所ですね。

株主還元策に関しては、ホームページなどでも特に声高にうたっているわけではありません。2019年3月期の決算説明会資料では、参考として連結配当性向は20%以上を目標とするとしています。

しかしながら、ここ数年の配当性向を見ると、2019年3月期を除いて軒並み20%となっています。この配当性向が今後引き上げられていくかどうかは分かりません。しかしながら、自己株取得の還元策は2014年3月以降毎年継続​されている点には注目です。

こうした事から、東急建設<1720>は、1番○、2番と3番(3番は限りなく丸に近い)は三角としました。

売上高と各利益

事業年度 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2015年3月期 262,815 6,009 8,024 5,805
2016年3月期 296,393 18,178 19,768 19,768
2017年3月期 243,618 17,211 18,839 13,691
2018年3月期 320,711 21,416 22,128 16,118
2019年3月期 331,437 21,987 22,932 15,504

単位:百万円

売上高、利益共に足元では若干頭をもたげてきたかなという印象を持つことも出来ますね。

東急建設の売上推移

11月6日に発表があった第2Qでの決算発表では足元の対会社予想進捗率は90.3%。通期では、上振れの着地となるのではないかと見込んでいます。

自己資本とROE

自己資本 92,634
自己資本比率 35%
ROE 18.07%

単位:百万円

※2019年3月期の実績

バブル崩壊後の危機的状況から考えると、自己資本比率はだいぶ改善してきています。建設業では30%程度が中央値となっていますので、まぁまぁ良い数字なのではないでしょうか。

ROEも18%と高い水準にあると言えます。中期計画では、ROEを10%以上と、やや物足りない数値目標を置いているのが気がかりです。

PERとPBR、ミックス係数

PER(会社予想) 6.65倍
PBR(実績) 0.84倍
ミックス係数 5.59

※2020年1月23日終値段階の数値で計算しています。

東急建設<1720>のミックス係数は、5.59と、基準値の11.25と比較すると非常に割安な水準となっています。

キャッシュフロー

事業年度 営業キャッシュフロー 投資キャッシュフロー フリーキャッシュフロー
2015年3月 2,111 -1,525 586
2016年3月 39,003 -334 38,669
2017年3月 -23,545 -1,717 -25,262
2018年3月 16,226 -3,383 12,843
2019年3月 29,694 -5,786 23,908

単位:百万円

過去5年間のフリーキャッシュフローをみてみると、売上高が落ち込んだ2017年3月期のみ赤字となっていますが、他の期間はフリーキャッシュフローがプラスの状態となっていますね。

実質利回り配当とEPS、株主優待

配当とEPSの経過を見てみましょう。

事業年度 株主配当 EPS
2015年3月 26円 54.5円
2016年3月 26円 125.1円
2017年3月 31円 128.4円
2018年3月 30円 151.2円
2019年3月 30円 145.4円

2019年3月期の配当は30円となっており。今期も30円を予想しています。現時点での配当利回りは3.79 %と高い数字となっています。

東急建設<1720>は、株主優待制度が無いため省略します。

東急建設<1720>は買いか?売りか?様子見か?

ここまで東急建設<1720>の分析を行ってきましたが、個人的には現時点で様子見したい銘柄だと考えています。

東急建設<1720>の「様子見」と判断する理由
  • 基本の3チェック項目
    ○:主力製品、サービスに意義があり、実需が存在する実業である事、つまりは、主観的に好感が持てる商売をしていること
    △:業界が右肩上がりであること、または、高いレベルで安定している事。つまりは、売り上げと利益増が今後も見込めること
    △:株主還元スタイルを取っていること。
  • 売上高、各利益共:△
  • 自己資本比率:○
  • ROE:○
  • ミックス係数:○
  • 営業キャッシュフロー:○
  • フリーキャッシュフロー:○
  • 実質利回り:○

気になるのは、今後の事業環境と業績です。労働力の不足と資材の高騰を、どこまでテクノロジーなどの省人化でカバーできるかがポイントとなってきそうです。

現在の株価水準を考えると、アベノミクス以降順調に株価水準を切り上げてきましたが2018年2月の高値を天井に調整局面に入っています。下値水準676円とチャートのトレンドライン(2018年2月の高値と2018年3月高値、2018年12月の高値を結んだトレンドライン)の間で揉み込み、さらなる成長トレンドに入っていけるのかどうかを、じっくりと観察していきたいところです。

東急建設のチャート(月足)

お忙しい中恐れ入りますが、何卒ご確認宜しくお願い致します。

薬味多めで

東急建設<1720>、ミックス係数と利回りだけを見ると非常に良いとは思うのですが、今後の具体的な成長が私にははっきりと見えないんですよね...。



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