電線の写真

いつもお世話になっております。薬味多めで(@yakumioomede)です。

本日は、東京特殊電線<5807>が長期的に保有できる銘柄なのか、徹底的に調べていきたいと思います。

薬味多めで

東京特殊電線は、電線、ヒータ製品、ケーブル加工品、線材加工品などを開発販売している会社です。

東京特殊電線<5807>の基本情報

東京特殊電線のホームページ

まずは、東京特殊電線<5807>の基本情報を整理していきましょう。

東京特殊電線<5807>の会社情報とチャート

※2019年2月6日調べ

項目 内容
会社名 東京特殊電線
証券コード 5807
業種分類 非鉄金属
WEB https://www.totoku.co.jp/
本社住所 〒105-0003 東京都港区西新橋2-8-3 ランディック新橋ビル
設立年月日 1940年11月22日
上場年月日 1954年1月
決算 3月末日
単元 100株
代表者名 鈴木義博
従業員数(単独) 260人
従業員数(連結) 867人

チャート画像

東京特殊電線<5807>が展開する事業

東京特殊電線の製品群

東京特殊電線<5807>の企業群の事業セグメントは、大きく分けて3つあります。

電線·ヒーター分野

高性能同軸ケーブルや鉄道ケーブル、三層絶縁電線などを取り扱うセグメントです。足元の売上高構成比では、約60%を締めます。

デバイス分野

コンタクトプローブやサスペンションワイヤなどの製品を取り扱うセグメントです。足元の売上高構成比では、約35%を締めます。

その他分野

足元の売上高構成では5%以下のセグメントとなります。

東京特殊電線<5807>の分析

基本の3チェック項目

私が個別株に投資する際に、はじめに下記の3つのポイントに適合しているかどうかをチェックします。

3つのポイント
  • ○:主力製品、サービスに意義があり、実需が存在する実業である事、つまりは、主観的に好感が持てる商売をしていること
  • ○:業界が右肩上がりであること、または、高いレベルで安定している事。つまりは、売り上げと利益増が今後も見込めること
  • ○:株主還元スタイルを取っていること

東京特殊電線<5807>の主力商品郡は、今後も伸びてくる産業でも必要になって来ると想定しています。例えば高耐圧複合電線は、電気自動車やハイブリッド車などをターゲットにしています。同社はこの市場の市場規模の拡大を年平均17%と見込んでおり、足元では想定通りの拡大を見せています。

また、高性能同軸ケーブルでは、半導体検査装置や5G市場での拡販、マイクロウェーブ用同軸ケーブルも5G市場での需要増が見込まれています。

東京特殊電線<5807>の株主還元策を調べたのですが、ホームページや決算資料などへの具体的な数値の記載は全くありませんでした。しかしながら、中期経営計画では株主への還元を記載している上に、2015年以降は増配傾向にあります。足元の実績配当性向は22%とまだ増配余地はあります。加えて、2020年に入り自社株買いの実施を発表。バランスを取りながら、株主へと還元する姿勢はしっかりととっているように思えます。

こうした事から、東京特殊電線<5807>は、1番~3番を○としました。

売上高と各利益

事業年度 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2015年3月期 16,963 1,171 2,676 2,264
2016年3月期 16,396 1,512 1,854 1,152
2017年3月期 16,273 2,019 2,089 2,252
2018年3月期 18,924 2,615 2,571 1,994
2019年3月期 18,786 2,113 2,176 1,851

単位:百万円

売上高は2008年を頂点にリーマン·ショック以降下落基調が続いていましたが、2014年~2015年頃に下げ止まり、その後は微増といったところです。

しかしながら、利益率の向上に努め、純利益は2008年よりも高い水準を回復しています。

東京特殊電線の売上高推移

1月31日発表の第3Q決算発表では、対会社予想進捗率が86.4%という実績でした。

自己資本とROE

自己資本 12,582
自己資本比率 57.2%
ROE 15.65%

単位:百万円

※2019年3月期の実績

自己資本率は57.2%と、高い水準です。

ROEに関しては、15.6%とこちらも高い水準ですね。

PERとPBR、ミックス係数

PER(会社予想) 13.06倍
PBR(実績) 1.26倍
ミックス係数 14.32

※2020年2月6日終値段階の数値で計算しています。

東京特殊電線<5807>のミックス係数は、14.36と基準値の11.25と比較すると若干割高な水準となっています。

キャッシュフロー

事業年度 営業キャッシュフロー 投資キャッシュフロー フリーキャッシュフロー
2015年3月 1,853 -299 1,554
2016年3月 2,091 -205 1,886
2017年3月 2,202 227 2,429
2018年3月 2,509 -731 1,778
2019年3月 2,300 -934 1,366

単位:百万円

過去5年間のフリーキャッシュフローを確認すると、どの年度もフリーキャッシュフローはプラスになっています。

実質配当利回りとEPS、株主優待

配当とEPSの経過を見てみましょう。

事業年度 株主配当 EPS
2015年3月 20.00 円 333.4円
2016年3月 30.00円 169.6円
2017年3月 40.00円 331.6円
2018年3月 60.00円 293.6円
2019年3月 60.00円 272.6円

現時点での配当利回りは2.31%となっています。

東京特殊電線<5807>の株主優待制度を見ていきますと、100株以上の保有で、

  • 1年未満の保有:3,000円分のクオカード
  • 1年以上の保有:5,000円分のクオカード

と、長期保有の投資家への還元姿勢が見られます。

3,000円分のクオカードで実質配当利回りは3.47%。1年以上保有すると5,000円分のクオカードとなるので、4.24%となります。

東京特殊電線<5807>は買いか?売りか?様子見か?

ここまで東京特殊電線<5807>の分析を行ってきましたが、個人的には買いたい銘柄だと考えています。

東京特殊電線<5807>の「買いたい」と判断する理由
  • 基本の3チェック項目
    ○:主力製品、サービスに意義があり、実需が存在する実業である事、つまりは、主観的に好感が持てる商売をしていること
    ○:業界が右肩上がりであること、または、高いレベルで安定している事。つまりは、売り上げと利益増が今後も見込めること
    ○:株主還元スタイルを取っていること
  • 売上高、各利益共:○
  • 自己資本比率:○
  • ROE:○
  • ミックス係数:△
  • 営業キャッシュフロー:○
  • フリーキャッシュフロー:○
  • 実質利回り:○

東京特殊電線は、常に最新の素材、技術に関する技術研究を行っており、高耐熱の車載用フレキシブルケーブルや狭ピッチ半導体検査用プローブの開発などに余念がありません。また、現在の主力製品のいくつかは、EVや5Gなど今後着実に需要が増加してくるであろう産業に不可欠な素材として引き合いが強まることが考えられます​

唯一心残りなのがミックス係数。14.36と割安水準の11.25は若干オーバーしているものの、長期的に保有するという視点では、まだ遅くはないのかな?という印象を持ちます。

東京特殊電線<5807>のチャート(月足)を見ると、2016年の6月に安値を付けてから、2018年2月には直近高値の3,840円まで急騰。その後は、78.6%戻し水準付近まで調整しましたが、再び反発基調を強めて来ています。

株価は上下してくるでしょうが、前回高値にトライしてくることも十分に想定できますので、楽しみなところです。

東京特殊電線の月足チャート

お忙しい中恐れ入りますが、何卒ご確認宜しくお願い致します。

薬味多めで

5GにEVと今後の成長分野に関わる企業ですからね。かなり期待が大きくなりますね!

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