駐車場の空車マーク

いつもお世話になっております。薬味多めで(@yakumioomede)です。

本日は、日本駐車場開発<2353>が長期的に保有できる銘柄なのか、徹底的に調べていきたいと思います。

薬味多めで

日本駐車場開発は、駐車場の運営受託やコンサルティングを中心に行う会社です。

日本駐車場開発<2353>の基本情報

日本駐車場開発のホームページ

まずは、日本駐車場開発<2353>の基本情報を整理していきましょう。

日本駐車場開発<2353>の会社情報とチャート

※2019年2月25日調べ

項目 内容
会社名 日本駐車場開発
証券コード 2353
業種分類 不動産業
市場 東証1部
時価総額 48,775百万円(2020年2月25日の終値で算出)
分類 小型株(時価総額1,000億円未満)
WEB https://www.n-p-d.co.jp/
本社住所 〒530-0018 大阪市北区小松原町2-4 大阪富国生命ビル
設立年月日 1991年12月24日
上場年月日 2003年2月18日
決算 7月末日
単元 100株
代表者名 巽一久
従業員数(単独) 396人
従業員数(連結) 1,053人

チャート画像

日本駐車場開発<2353>が展開する事業

日本駐車場開発のサービス一覧

日本駐車場開発<2353>のグループ企業の事業セグメントは、4つの事業セグメントに分けられます。

駐車場·不動産事業

日本駐車場開発<2353>の駐車場事業は、駐車場業界初のサブリース事業によって成長し、国内だけ全国で約1,200件の駐車場を運営しています。

駐車場と聞くとコインパーキング(時間貸し)がイメージされますが、日本駐車場開発<2353>の駐車場事業は、月極専用直営物件の運営が中心となります。それも、日本の都心部で一定規模以上のビルに設置が義務付けられている付帯義務駐車場にターゲットを絞り、不稼働不動産の有効活用をテーマに運営物件を増やしています。

もちろん、日本国内のみならずASEAN各国にも進出し、現地の高いニーズを背景に業績を伸ばしています。

スポーツ·観光事業

長野県の白馬を中心に8ヶ所のスキー場を運営。

冬だけでなく、オフシーズンをキャンプやスポーツの宿泊地として活用することで、年間収益を上昇させる戦略をとっています。

自動車·環境事業

シェアリングエコノミーで駐車場や車をシェアするサービスを展開中。

例えば、法人営業のニーズとして、営業担当者自宅の最寄駅や営業先の最寄駅に私達が、日本駐車場開発<2353>が駐車場と車を用意する事で直行直帰スタイルを実現するサービスなどで潜在ニーズを掘り起こしています。

新規事業

帰国子女向けのオンライン家庭教師サービス(先生はほぼ全員帰国子女)が、世界約25か国で150名の生徒様を指導(2018年5月現在)しています。

他には、整形地や二等地、立地はいいけれど価値を最大化できていない不動産を取り扱うロクヨンなど、様々な新規事業を積極的に展開しています。

日本駐車場開発<2353>の分析

日本駐車場開発<2353>の事業環境に関して

一般財団法人「自動車検査登録情報協会」の調査によると、1961年以降、自動車保有台数は一度も減少することなく増加の一途をたどっています。

一般社団法人「日本パーキングビジネス協会」の「コイン式自動駐車場市場に関する実態調査2015版」によると、コインパーキングは全国に6万5000カ所。車室数は118万車室となっており、前出の乗用車の保有台数(6189万2382台)の50分の1以下という数値となっています。

地域や場所にもよりますが、特に都心部などでは需要はまだ高いと判断できます。加えて、自家用車の増加や高いニーズを持つアジア圏に積極展開していることを加えて考えると、事業環境は良好だと考えることが出来ます。

日本駐車場開発<2353>の会社の強み、武器

日本駐車場開発<2353>の強みを考えて行った際に、不稼働資産が多い分野に的を絞っているため、そもそも競合相手が少ないという点が挙げられます。

その中でも、条件の良い資産に絞って獲得している為、当貸本の売上高比率は抑制出来ている状態です。

日本駐車場開発<2353>の売上高と利益率

事業年度 売上高 前期比 営業利益 経常利益 当期純利益
2015年7月期 17,007 12.5% 2,573 3,009 3,530
2016年7月期 18,139 6.7% 1,977 2,240 2,240
2017年7月期 21,987 21.2% 3,067 3,212 2,242
2018年7月期 22,771 3.6% 3,533 3,610 2,211
2019年7月期 24,381 7.1% 4,157 4,152 2,823

単位:百万円

日本駐車場開発<2353>は、2019年7月期まで27期増収という過去実績​を持っています。

直近3期の売上高営業利益率を見てみると、

直近3期分の売上高営業利益率
  • 2017年7月期:13.9%
  • 2018年7月期:15.5%
  • 2019年7月期:17.1%

と、平均して10%を超えています

EPS(1株利益)も、

EPS(1株利益)
  • 2017年7月期:6.66円
  • 2018年7月期:6.56円
  • 2019年7月期:8.44円

と、3期連続で上昇というわけには行きませんでしたが、良好な状態です。

ここで一点注目したいのが、海外駐車場事業の売上です。

国内事業 海外事業
駐車場事業 2017年売上高 11,681 1,024
駐車場事業 2018年売上高 12,006 1,229
駐車場事業 2019年売上高 12,390 1,505

単位:百万円

国内、海外共に年々売上を拡大しているのがわかります。

スポーツ·観光事業や自動車·環境事業などもあるので国内と海外の売上比率は国内の方が多い状況ですが、海外事業がどの程度伸びていくのかが楽しみでもあります。

日本駐車場開発の売上推移

日本駐車場開発<2353>のキャッシュフロー

事業年度 営業キャッシュフロー 投資キャッシュフロー フリーキャッシュフロー
2015年7月 1,965 1,377 3,342
2016年7月 602 2,489 3,091
2017年7月 3,778 -3,135 643
2018年7月 2,946 -2,850 96
2019年7月 4,182 -1,753 2,429

単位:百万円

キャッシュフローの状況も良好ですね。

2008年7月期から営業キャッシュフローもフリーキャッシュフローも毎期プラスとなっています。

直近3期の投資キャッシュフローが膨らんでいますが、これは主に有形固定資産の取得による支出と、投資有価証券の取得による支出によるものです。

有形固定資産は直営駐車場の取得によるもので、投資有価証券の取得はおそらく純粋な財テクかと思います。

日本駐車場開発<2353>の自己資本とROE

自己資本 9,124
自己資本比率 37.0%
ROE 32.04%

単位:百万円

※2019年7月期の実績

自己資本率は37%と、悪くない実績です。

ROEは32.04%と非常に優秀な実績となっています。

日本駐車場開発<2353>のPERとPBR、ミックス係数

PER(会社予想) 16.36倍
PBR(実績) 5.71倍
ミックス係数 93.42

※2020年2月25日終値段階の数値で計算しています。

日本駐車場開発<2353>のミックス係数は93.42。基準値の11.25と比較すると若干割高な水準​となっています。

日本駐車場開発<2353>の実質配当利回り

日本駐車場開発<2353>の配当を見てみましょう。

事業年度 株主配当
2015年7月 3.3円
2016年7月 3.5円
2017年7月 3.75円
2018年7月 4円
2019年7月 4.25円

2020年2月25日終値段階での予想配当利回りは3.21%となっており、高い部類の水準に入りますね。

2020年7月期も増配予定で、10期連続の増配となります。

日本駐車場開発<2353>の株主優待制度は、1,000株以上ご所有の株主に対して、毎年10月下旬に優待券を送付しています。

日本駐車場開発<2353>の株主優待制度
  • (1)時間貸し駐車場の1日駐車料金30%割引券 5枚
  • (2)北海道キャンピングレンタカー「Do Camper」車両貸渡料金20%割引券 2枚
  • (3)日本スキー場開発が運営するスキー場のリフト利用割引券3枚(1枚で5名様ご利用可)
  • (4)スキー場近隣温泉施設の割引チケット 2枚(1枚で5名様までご利用可)
  • (5)「スパイシーレンタル」レンタル割引券 3枚(1枚で5名様ご利用可)
  • (6)那須ハイランド割引券2枚(各種割引適用、1枚で4名様ご利用可)
  • (7)オンライン家庭教師「ティー·シー·ケー·ワークショップ」受講料割引券 2枚

しかしながら、2019年7月期の配当性向は50.4%と若干高くなっているのは、今後の推移は注意した方が良さそうです。

日本駐車場開発<2353>は買いか?売りか?様子見か?

ここまで日本駐車場開発<2353>の分析を行ってきましたが、個人的には様子見したい銘柄だと考えています。

日本駐車場開発<2353>の「様子見」と判断する理由
  • 業界の事業環境:○
  • 会社の強み、武器がある:○
  • 主力製品、サービスに意義があり、実需が存在する実業である事、つまりは、主観的に好感が持てる商売をしていること:○
  • 業界が右肩上がりであること、または、高いレベルで安定している事。つまりは、売り上げと利益増が今後も見込めること:○
  • 売上と利益率:○
  • キャッシュフロー:○
  • 自己資本比率:○
  • ROE:○
  • ミックス係数:☓
  • 株主還元スタイルを取っていること:○

日本駐車場開発<2353>の分析をこれまでしてきましたが、私が個別株を見る際にポイントとして挙げるほとんどの項目で合格ラインとなっており、投資対象としては非常に有望な銘柄なのではないかと感じています。

ミックス係数の項目では割高な結果が出てしまいましたが、これだけ成長を続けている銘柄ですので、割安で放置されている方が奇跡と言えます。

その上で、様子見と判断するのはチャートの形に現れています。

日本駐車場開発の週足チャート

日本駐車場開発<2353>のチャート(週足)を見ると、

  • 2012年9月3日の週の安値
  • 2016年2月8日の週の安値

を結んだ下値支持線は、すでに割れている状態です。

更に、

  • 2016年2月8日の週の安値
  • 2018年12月25日の週の安値

を結んだラインも本日割り込んできており、今週の週足でこのラインを明確に割り込んでしまうと、さらに下押す可能性​が出て参ります。

次の下値目処は、2016年1月~6月にかけて強力な上値抵抗線として存在感を放った127円~130円のライン

仮に、この水準が下値支持線として機能すると考えた場合、

  • 2018年1月15日の週の高値
  • 2019年7月1日の週の高値

を結んだラインが現在の上値抵抗線として機能している為、巨大なフラッグ(三角持ち合い)を形成してくる可能性​が考えられます。

どちらの方向にブレイクしてくるのかは現時点では分かりませんが、仮に、

  • 業績の拡大
  • 配当性向に変化なし

が継続すると仮定した場合、この127円~130円付近で仕込むのが1番リスクは少ないと判断できます。

値動きの激しい小型株なのなで、もちろん更に下に落ちる可能性も捨てきれません。どちらにせよ、可能な限りこの水準付近までは様子見が堅実かと考えています。

日本駐車場開発の週足チャート(巨大フラッグ形成)

お忙しい中恐れ入りますが、何卒ご確認宜しくお願い致します。

薬味多めで

子会社は、日本スキー場開発<6040>ですね!



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