ソースがかかったお好み焼き

いつもお世話になっております。薬味多めで(@yakumioomede)です。

本日はブルドックソース<2804>を長期的に保有できる銘柄なのか、徹底的に調べていきたいと思います。

薬味多めで

ブルドックソースは「とんかつソース派」です!
更新情報
2020年1月28日に公開した記事ですが、2020年3月期の決算発表の情報などを加味して、必要な情報等を追記して2020年5月24日に再度公開しました。

ブルドックソース<2804>の基本情報

ブルドックソースのホームページ

まずは、ブルドックソース<2804>の基本情報を整理していきましょう。

ブルドックソース<2804>の会社情報とチャート

※2020年5月24日調べ

項目 内容
会社名 ブルドックソース
証券コード 2804
業種分類 食料品
市場 東証2部
時価総額 15,490百万円
分類 小型株(時価総額1,000億円未満)
WEB https://www.bulldog.co.jp/
本社住所 〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町11-5
設立年月日 1926年9月21日
上場年月日 1963年5月9日
決算 3月末日
単元 100株
代表者名 石垣幸俊
従業員数(単独) 221人
従業員数(連結) 304人

チャート画像

ブルドックソース<2804>が展開する事業

ブルドックソースの商品

ブルドックソース<2804>の事業セグメントは、大きく分けて2つあります。

一般家庭用商品セグメント

看板商品のブルドックソースやたこ焼きソース、お好み焼きソースなどを始め、ドレッシングやパスタソースなどの商品郡を抱えます。

業務用セグメント

一般消費者向けの商品だけではなく、大容量の業務用ソースや粉性のソースなど、業務用商品も取り扱っています。

足元の、2020年3月期第2四半期の販売実績ベースで考えると、売上比率は、おおよそ家庭用商品 = 業務用商品 = 77% : 23%程度の比率でしょうか。

ブルドックソース<2804>の分析

ブルドックソース<2804>の事業環境に関して

食品業界では、ここ数年、人手不足による人件費や物流コストの上昇などが見られ、非常に厳しい事業環境の中での経営を強いられています。

加えて、足元では新型コロナウィルスの影響から、観光産業、小売業界などは非常に大きな打撃を受けています。

食品業界においても、新型コロナウイルス感染防止対策の影響による外出や移動の減少により外食産業の市場が大幅に縮小。個人店のみならず、大規模な全国チェーンでもこの3月決算では多数の企業が前年比で大幅な減収減益を記録しています。

その反面、食材や冷凍食品、調味料やインスタントフードなどでは家庭での食事が増加したことで、業績のプラスとなった企業も数多く存在します。

ブルドックソース<2804>も、新型コロナウィルスの収束までは業務用セグメントで苦戦を強いられますが、主力の一般家庭用商品セグメントでは追い風
なるのではないかと考えています。

ブルドックソース<2804>の会社の強み、武器

日本管財の過去売上推移

ブルドックソース<2804>の強みは、なんと言っても圧倒的なブランド力が挙げられます。特に関東や東北地方では「ソースと言えばブルドックソース」と言っても過言ではなく、知名度の高さは大きな武器の一つでしょう。

傘下には、日本で初めてウスターソースを販売した関西の老舗であるイカリソースを抱えており、寡占的な市場で圧倒的な地位を築いていると言ってもいいでしょう。

ブルドックソース<2804>の事業領域は、売上高自体は景気に大きく左右されるような状況にはありません。リーマンショック後の2008年3月期、2009年3月期に関しては当期利益は大きくマイナスになったものの、売上高は然程変わらなかった経緯があります。

この際の純利益のマイナスも、スティール·パートナーズによるブルドックソース<2804>の買収をめぐる訴訟関連費用と、買収防衛策の一環のスティール側への支払いによるものが原因です。

調味料という日常生活に必要な製品を主力としている事業ドメインを持つからこその、ディフェンシブ銘柄としての特徴​が出ている現象だと思います。

ブルドックソース<2804>の売上高と利益率

事業年度 売上高 前期比 営業利益 経常利益 当期純利益
2016年3月期 16,666 1.3% 781 1,101 728
2017年3月期 16,760 0.6% 958 1,199 808
2018年3月期 16,791 0.2% 724 1,254 883
2019年3月期 17,010 1.3% 430 1,020 773
2020年3月期 17,235 1.3% 639 1,040 692

単位:百万円

ブルドックソース<2804>の過去5期の売上高を見ていくと、安定して売上高、利益率を計上している状態です。確認できる2007年3月期から16,000後半(百万円)で安定的に推移しています。

直近3期の売上高営業利益率を見てみると、

直近3期分の売上高営業利益率
  • 18年3月期:4.3%
  • 19年3月期:2.5%
  • 20年3月期:3.7%

と、伸び盛りの企業と比べて物足りない水準かもしれません。本来は、10%を超える水準が理想なのですが、成熟産業だということを考えればこうした実績となるのも致し方ないのかもしれません。

EPS(1株利益)は、

EPS(1株利益)
  • 18年3月期:65.8円
  • 19年3月期:57.6円
  • 20年3月期:51.6円

と、こちらもしっかりと一株利益を積み上げていってることが分かります。

ブルドックソースの売上推移

ブルドックソース<2804>のキャッシュフロー

事業年度 営業キャッシュフロー 投資キャッシュフロー フリーキャッシュフロー
2015年3月 1,225 -483 742
2016年3月 920 -617 303
2017年3月 1,246 -542 704
2018年3月 626 -1,966 -1,340
2019年3月 1,430 -105 1,325
2020年3月 1,244 -270 974

単位:百万円

過去6期分のフリーキャッシュフローをみてみると、毎年フリーキャッシュフローの着実にプラスを維持していますね。

2019年3月期に投資キャッシュフローの額が大きくなってフリーキャッシュフローが赤字化したのは、減価償却費の増大と有形固定資産の売却が発生したのが影響しています。

ブルドックソース<2804>の自己資本とROE

自己資本 19,809
自己資本比率 76.7%
ROE 3.48%

単位:百万円

※2020年3月期の連結実績

自己資本率は76.7%と非常に高い状態です。

しかしながら、ROEに関しては3%台と満足できる数字ではありませんね。成就期産業という観点からは致し方無いと見るべきでしょうか?

寡占市場にあぐらをかかず、積極的に新商品やサービスを展開し、ROEを向上させていく動きを期待します。

直近3期分のROE(連結決算ベース)
  • 2018年3月期:4.46%
  • 2019年3月期:3.84%
  • 2020年3月期:3.48%

ブルドックソース<2804>のPERとPBR、ミックス係数

PER(会社予想) 22.22倍
PBR(実績) 0.75倍
ミックス係数 16.67

※2020年5月24日終値段階の数値で計算しています。

ブルドックソース<2804>のミックス係数は16.67。バリュー株投資家のベンジャミン・グレアムにならって、ミックス係数が11.25(米国株は22.5倍以下)の銘柄を割安と判断するなら、同社は割高銘柄​と言えます。

ブルドックソース<2804>の実質配当利回り

ブルドックソース<2804>の株主配当を見てみましょう。

事業年度 株主配当 EPS
2015年3月 17.50円 49.4円
2016年3月 17.50円 54.3円
2017年3月 17.50円 60.3円
2018年3月 17.50円 65.8円
2019年3月 17.50円 57.6円
2020年3月 35.00円 51.6円

2020年3月期の配当は35円となっており、今期も35円を予定しています。現時点での配当利回りは3.15%となっています。

ブルドックソース<2804>は、100株以上で1,000円相当の自社製品の株主優待制度を用意しております。

株主優待特典
100株以上 800株以上
1,000円相当の自社製品 3,000円相当の自社製品
ポイント
毎年3月31日の最終の株主名簿に記録された単元株主が対象。

配当金と合わせると、実質利回りは3.98%​。

ブルドックソース<2804>は買いか?売りか?様子見か?

ここまでブルドックソース<2804>の分析を行ってきましたが、個人的には買いだと考えています。

日本管財<9728>の「買い」と判断する理由
  • 業界の事業環境:○
  • 会社の強み、武器がある:○
  • 主力製品、サービスに意義があり、実需が存在する実業である事、つまりは、主観的に好感が持てる商売をしていること:○
  • 業界が右肩上がりであること、または、高いレベルで安定している事。つまりは、売り上げと利益増が今後も見込めること:△
  • 売上と利益率:○
  • キャッシュフロー:○
  • 自己資本比率:○
  • ROE:X
  • ミックス係数:△
  • 株主還元スタイルを取っていること:○

新型コロナウィルスの拡大に関して、ブルドックソース<2804>は比較的影響は軽微と言えます。現在の主力製品に関しては、今後大きく売上を拡大していく可能性は考えにくいのですが、寡占的な市場の中で強いブランドを背景に安定した売上高と利益率が継続して見込めます

また、新商品に関しても積極的に開発を行う姿勢を見せており、今後、新たな主力製品が生まれて来る可能性も十分に考えられます。

ブルドックソース<2804>の今後を考えていく際に一番のネックポイントは、配当性向の高さです。今期の配当性向は、82.4%という非常に高い水準。今後も継続的に35円の配当を継続していくとしていますが、いささか不安が残ります。仮に減配となった場合には増配を発表する前の水準である1,000円前後まで株価が戻る可能性があります。

ブルドックソースの配当性向

PERが22.22倍と若干高いかな?と思う点も無くはないので、ミックス係数が12%水準までもう一度下がって来るのを待つのも手かなと考えています。

ブルドックソース<2804>のチャート(週足)を見ると、2012年の9月の底値と2018年12月の底値を結んだラインが下値支持線、2015年4月の高値と2018年1月の高値を結んだラインが上値抵抗線を形成しています。仮に配当の変化などがない場合にも循環で下値支持線付近まで下落してくる可能性もあるため、この水準での反発を確認してからの買い出動でも十分に間に合う気がします。

ブルドックソースの週足

お忙しい中恐れ入りますが、何卒ご確認宜しくお願い致します。

薬味多めで

イカリソースもブルドックソースの子会社なんですね!

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