讃岐うどん

いつもお世話になっております。薬味多めで(@yakumioomede)です。

本日は、トリドールホールディングス<3397>が長期的に保有できる銘柄なのか、徹底的に調べていきたいと思います。

薬味多めで

丸亀製麺はぶっかけうどんか、おろし醤油うどんが好きですね♪

トリドールホールディングス<3397>の基本情報

トリドールのホームページ

まずは、トリドールホールディングス<3397>の基本情報を整理していきましょう。

トリドールホールディングス<3397>の会社情報とチャート

※下記のデータは、全て2019年4月14日の終値で調査·分析したデータとなります。

項目 内容
会社名 トリドールホールディングス
証券コード 3397
業種分類 小売業
市場 東証1部
時価総額 102,389百万円
分類 小型株(時価総額1,000億円未満)
WEB https://www.toridoll.com/
本社住所 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-21-1 渋谷ソラスタ
設立年月日 1995年10月28日
上場年月日 2006年2月15日
決算 3月末日
単元 100株
代表者名 粟田貴也
従業員数(単独) 205人
従業員数(連結) 3,871人

チャート画像

トリドールホールディングス<3397>が展開する事業

トリドールの事業内容

トリドールホールディングス<3397>の事業セグメントは、5つの事業セグメントに分けられます。

丸亀製麺(セルフうどん業態)

全店舗で製麺から手掛け、本物のさぬきうどんを全国に展開する丸亀製麺。

1,000店舗以上の丸亀製麺には、麺の品質を守るための唯一の「麺匠」と呼ばれる指導者がおり、全国の各店を巡りながら麺の打ち方や茹で方、鮮度などを指導しているそうです。

カフェ事業

コナズ珈琲やクローバー珈琲、LanaiCafeなどのカフェ事業を展開しています。

豚屋とん一(かつ丼・トンテキ業態)

熟成肉の切りたて、揚げたてを提供するかつ丼やトンテキの専門電が豚屋とん一です。駅前の路面店やショッピングモールなどに展開しています。

海外事業

海外店舗は、2020年3月第3四半期の決算書によると、621店舗展開しています。

その他

トリドールホールディングスの祖業とも言える、とりどーるや、丸醤屋(ラーメン業態)、長田本庄軒(焼きそば業態)、まきの、SONOKO、ずんどう屋、晩杯屋などを含めるのが、このその他セグメントとなります。

トリドールホールディングス<3397>の分析

トリドールホールディングス<3397>の事業環境に関して

トリドールホールディングス<3397>が分類される外食産業は、非常に厳しい事業環境にあります。

2019年に導入された消費税の引き上げをきっかけに、外食から中食へとライフスタイルの変化の流れが加速。外食から中食への変化は、家族構成の変化などとも密接に絡んでいますが、消費税増税とセットで導入された軽減税率が起爆剤になっていることは容易に想像できます​

一般社団法人日本惣菜協会が発行する2019年度版惣菜白書によると、2018年の惣菜市場規模は10兆2,518億円と、10年前と比較すると122.3%と大きく伸びていることが分かります

加えて、外食産業はブラック業界と思われがちなことに加えて、人手不足による人件費の上昇で経営にとって悪影響が出始めているのは明白です。

こうした中、東洋経済の調査によると、外食上場企業の連結売上高ランキング2018年度でトリドールは8位に上昇。前年は圏外(10位以下)だったことを考えると躍進と言えます。

2020年は東京五輪を含めたインバウンド需要で、うどんという日本の食文化の知名度向上が期待されていましたが、コロナウィルスの影響で東京五輪は延期。世界的な爆発的感染により、インバウンの観光客の減少、国内店舗も営業自粛による売上減少と、大小問わず外食産業は大きな痛手を被っている状況です。

トリドールホールディングス<3397>の会社の強み、武器

トリドールホールディングス<3397>の強みは、まさに非効率経営と言えるのではないでしょうか?

通常、ここまで巨大化した外食チェーン店の場合、作業効率と味の均一化のためにセントラルキッチンを導入するのが一般的でしょう。しかしながら、トリドールホールディングス<3397>は脱セントラルキッチン戦略を推し進めています。

麺は毎日店舗で製麺から行い、天ぷらも食材の調理はすべて店舗で完結させるため揚げたてです。これは、手づくり·できたてを客にアピールするだけではなく、調理の臨場感を含めてエンターテイメントとして捉えていることが大きく影響しているはずです。

こうした点が顧客からも非常に好評を得て、ここまで一気に人気店に駆け上がったのではないかと考えています。

トリドールホールディングス<3397>の売上高と利益率

事業年度 売上高 前期比 営業利益 経常利益 当期純利益
2015年3月期 87,294 11.5% 4,175 3,614 1,982
2016年3月期 95,587 9.5% 8,733 8,117 5,212
2017年3月期 101,779 6.5% 8,619 8,466 5,631
2018年3月期 116,504 14.5% 7,635 7,175 4,665
2019年3月期 145,022 24.5% 2,302 1,337 267

単位:百万円

トリドールホールディングス<3397>の過去の売上高を見ていくと、これまで売上高は右肩上がりで成長してきていることが分かります。

直近3期の売上高営業利益率を見てみると、

直近3期分の売上高営業利益率
  • 17年3月期:8.5%
  • 18年3月期:6.6%
  • 19年3月期:1.6%

と、プラスではあるものの、イマイチ力強さに欠ける印象を持ってしまいます。

EPS(1株利益)は、

EPS(1株利益)
  • 2017年3月期:66.1円
  • 2018年3月期:54.8円
  • 2019年3月期:3.1円

と、こちらも2019年こそ急激に落ち込んでいますが、しっかりとプラス圏を維持していますね。

トリドールの業績推移

トリドールホールディングス<3397>のキャッシュフロー

事業年度 営業キャッシュフロー 投資キャッシュフロー フリーキャッシュフロー
2015年3月期 9,497 -3,468l 6,029
2016年3月期 8,578 -6,194 2,384
2017年3月期 9,743 -8,769 974
2018年3月期 9,862 -39,860 -29,998
2019年3月期 8,416 -14,210 -5,794

単位:百万円

営業キャッシュフローは堅実ですね。

2018年3月期、2019年3月期にフリーキャッシュフローが赤字になっているのは、投資キャッシュフローの項目は大きく膨らんでいる影響です。これは有形固形資産の取得(土地、建物)や子会社を含めた株式取得によるものとなります。

トリドールホールディングス<3397>の自己資本とROE

自己資本 33,979
自己資本比率 28.8%
ROE 0.76%

単位:百万円

※2019年3月期の実績

自己資本率は28.8%と若干物足りない数値となっています。

ROEは0.76という実績となっており、株主側の立場に立って考えるともう少し効率的な経営を期待したいのが本音でしょう。

直近3期分のROE
  • 2017年3月期:17.54%
  • 2018年3月期:13.24%
  • 2019年3月期:0.76%

トリドールホールディングス<3397>のPERとPBR、ミックス係数

PER(会社予想) 38.36倍
PBR(実績) 2.13倍
ミックス係数 ※PER×PBR 81.70

トリドールホールディングス<3397>のミックス係数は81.70。バリュー株投資家のベンジャミン・グレアムにならって、ミックス係数が11.25(米国株は22.5倍以下)の銘柄を割安と判断するなら、同社は割高銘柄​と言えます。

トリドールホールディングス<3397>の実質配当利回り

トリドールホールディングス<3397>の配当を見てみましょう。

事業年度 株主配当
2017年3月 13円
2018年3月 13.25円
2019年3月 0.75円

19年3期の年間配当は1株あたり0.75円。20年3月期の予想配当は1株あたり6.25円と予想されていますので、20年4月14日終値段階で計算すると予想配当利回りは0.53%となります。

また、トリドールホールディングス<3397>では、株主優待制度を用意しています。

株数 内容
100株以上 30枚綴り(3,000円相当)
200株以上 40枚綴り(4,000円相当)
1,000株以上 100枚綴り(10,000円相当)
2,000株以上 150枚綴り(15,000円相当)

上記に加え、1年以上継続して200株以上保有の株主様には、200株以上で30枚綴り(3,000円相当)を追加贈呈しているそうです。

*9月30日および3月31日の基準日における株主名簿に同一株主番号で継続して3回以上記載された株主様で、かつ同期間の保有株式数が継続して200株以上の株主。

トリドールホールディングス<3397>は買いか?売りか?様子見か?

ここまでトリドールホールディングス<3397>の分析を行ってきましたが、個人的には買いだと考えています。

トリドールホールディングス<3397>の「買い」と判断する理由
  • 業界の事業環境:×
  • 会社の強み、武器がある:△
  • 主力製品、サービスに意義があり、実需が存在する実業である事、つまりは、主観的に好感が持てる商売をしていること:○
  • 業界が右肩上がりであること、または、高いレベルで安定している事。つまりは、売り上げと利益増が今後も見込めること:△
  • 売上と利益率:△
  • キャッシュフロー:○
  • 自己資本比率:△
  • ROE:△
  • ミックス係数:×
  • 株主還元スタイルを取っていること:△

トリドールホールディングス<3397>の分析をこれまでしてきましたが、私が個別株を見る際にポイントとして挙げる項目は高得点とは言い切れません。

また、4月以降の外食産業の事業環境は、コロナウィルスの蔓延により現時点では先行きが中々見通せない状態です。

ここまで、

  • 2017年3月期:1,211店舗
  • 2018年3月期:1,540店舗
  • 2019年3月期:1,678店舗

と店舗数を拡大してきた同社にとっては、踏ん張りどころと言えましょう。

トリドールホールディングス<3397>のチャート(週足)を見ると、2017年12月25日の週に付けた2,148円を高値として、この2年強は右肩下がりのチャートとなっています。

直近のチャートでは900円前後が下値の節目となっており、アフターコロナを見据えてどこまでインパクトのある業績を出していけるのかがポイントとなってきそうです。

配当利回りは悪いのですが、株主優待を考えると、

実質配当利回り
  • 100株:3.09%
  • 200株:3.94%
  • 200株(1年以上継続保有):6.49%

と、200株の実質配当利回りが非常に魅力的に移ります。

とは言え、ミックス係数から見ても割高さは拭えませんので、株価がもう少し調整するまでは手は出せないかなと考えています。

トリドールの週足チャート

お忙しい中恐れ入りますが、何卒ご確認宜しくお願い致します。

薬味多めで

丸亀製麺は天ぷらも美味いですよね~♪



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