力の源HD< 3561>を徹底企業分析

いつもお世話になっております。薬味多めで(@yakumioomede)です。

皆さんはラーメンは好きですか?

私は週に2~3杯食べるラーメンフリークだったのですが、2019年11月から開始した糖質制限ダイエットの為、月に1~2杯に我慢​しています。ラーメンの中でも家系ラーメンや豚骨ラーメンが好きなのですが、とんこつラーメンといえば一蘭や一風堂が美味しいですよね。

今日は、そのラーメン一風堂を展開する事で知られる力の源HD<3561>を分析していきたいと思います。

薬味多めで

めっちゃラーメン大好き(*´∀`)
更新情報
2020年1月6日に公開した記事ですが、2020年3月期第3Qの決算発表の情報などを加味して、必要な情報等を追記して2020年2月29日に再度公開しました。

力の源HD<3561>の基本情報

ラーメン一風堂

まずは、力の源HD<3561>の基本情報を整理していきましょう。

力の源HD<3561>の会社情報とチャート

※2019年2月29日調べ

項目 内容
会社名 力の源HD
証券コード 3561
業種分類 小売業
市場 東証1部
時価総額 16,968百万円(2020年2月28日の終値で算出)
分類 小型株(時価総額1,000億円未満)
WEB https://www.chikaranomoto.com/
本社住所 〒810-0041 福岡市中央区大名1-14-45
設立年月日 1994年12月16日
上場年月日 2017年3月21日
決算 3月末日
単元 100株
代表者名 河原成美
従業員数(単独) 39人
従業員数(連結) 648人

チャート画像

力の源HD<3561>が展開する事業

力の源HD<3561>のグループ企業の事業セグメントは、6つの事業セグメントに分けられます。

一風堂事業

一風堂事業

まずはじめに、言わずと知れたラーメン一風堂の運営。1985年10月16日の創業以来、「TVチャンピオン ラーメン職人選手権」、「史上最強!ラーメン王決定戦Ⅱ」、「大行列!ラーメン職人選手権」を始め。数々のコンテストでチャンピョンとなるなど非常に評価されています。

看板メニューの白玉と赤玉、本当に美味いですよね。

国内外食事業

力の源ホールディングスの国内外食事業

力の源HD< 3561>は一風堂以外にも様々な飲食店を展開しています。

店舗名 事業内容
IPPUDO RAMEN EXPRESS フードコートやサービスエリアの専門業態。
五行 “呑んで、つまんで、麺で〆る”がコンセプトのラーメンダイニングです。
行集談四郎商店 「いちゃりば兄弟(ちょーでー)~一度知り合えばみんな友達」をコンセプトにした沖縄料理店。
PANDA EXPRESS 全米で人気のチャイニーズレストラン。
因幡うどん 1951年創業の博多うどん店。
一八 ヤワい麺と、旨いダシ。博多うどんの魅力を全国に発信するうどん業態。

こうして見てみると、本当に色々な店舗を運営していますね。

海外事業

力の源ホールディングスの海外事業

アメリカを始めとして、13カ国·地域に130店舗を出店。

日本発の美味い1杯をどんどん世界へと発信していっていますね。

製造·商品販売事業

力の源ホールディングスの製造食品販売事業

株式会社渡辺製麺として、業務用のそば麺や中華麺、そばつゆなどを販売。個人向けにも蕎麦のみならず、一風堂のお土産商品などを販売しています。

加えて、そば蔵名義で直営レストランを運営、またそば茶屋名義で加盟店の募集と展開を行っている事業体のようです。

コンサルティング事業

力の源ホールディングスのコンサルティング事業

未来の老舗を作るをスローガンに、長く続いていく潰れないお店を作る為のコンサルティング事業を展開しています。

人材育成事業

力の源ホールディングスの人材育成事業

7つの習慣」で著名なフランクリン・コヴィー・ジャパン様と、飲食業向けの研修プログラム「7つの習慣 店舗運営の心得」を共同開発。人材教育サービスも展開しているようですね。

力の源HD<3561>の分析

力の源HD<3561>の事業環境に関して

国内の事業環境を見てみると人材難、高賃金、物価高の3つの課題が浮かび上がってきます。

日本は高齢化社会を迎え総人口の減少が始まっています。その様な中、サービス業を中心に労働力の確保に苦しむ企業が多くなってきており、飲食店はその典型とも言えます。加えて、労働力不足とインターネット通信販売の爆発的な普及により、物流費が高騰。

また、2019年の10月の消費税増税や軽減税率の導入により、消費動向にも微妙な変化が起きてきています。

一方の海外市場はというと、日本食への関心の高さが追い風となっています。

農林水産省の発表によると2017年と比べ3割増加の合計15万店舗以上と増加。アジア圏を中心に、中間層の拡大や可処分所得の増加を背景に外食市場は成長を継続していることがわかります。

こうしたことから考えると、国内の事業環境は厳しくなりつつも、海外展開を進めていることがプラスとなり、今後は海外での伸びしろの方が大きくなってくるかもしれません​

力の源HD<3561>の会社の強み、武器

力の源HD<3561>の強みを考えて行った際に、豚骨ラーメンをメインの商材に置いている」という点が挙げられます。

博多豚骨ラーメンは細麺なので、茹でる時間が短い。よって、極太麺を使うようなラーメン店に比べると回転率は高い。」とも言えます。

もちろん、うどん店など他業態に関しては当てはまりませんが、主力の一風堂に関して言えば、回転率は売上に直結するだけに重要な点かと考えています。

力の源HD<3561>の売上高と利益率

事業年度 売上高 前期比 営業利益 経常利益 当期純利益
2015年3月期 17,845 -% 130 181 -229
2016年3月期 20,865 16.9% 502 430 125
2017年3月期 22,430 7.5% 609 539 271
2018年3月期 24,451 9.0% 905 872 634
2019年3月期 27,466 12.3% 957 922 615

単位:百万円

力の源HD<3561>売上高を見てみると、2015年の上場以来、5期連続増収。営業利益に関しても2015年の上場以来、5期連続増益となっています。

直近3期の売上高営業利益率を見てみると、

直近3期分の売上高営業利益率
  • 2017年3月期:2.7%
  • 2018年3月期:3.7%
  • 2019年3月期:3.5%

と、10%を超えす水準には至っていません

EPS(1株利益)は、

EPS(1株利益)
  • 2017年3月期:11.4円
  • 2018年3月期:26.8円
  • 2019年3月期:26.0円

と、昨年が横ばいだった為に、3期連続で上昇というわけには行きませんでしたが良好な状態です。

力の源HDの業績推移

力の源HD<3561>のキャッシュフロー

事業年度 営業キャッシュフロー 投資キャッシュフロー フリーキャッシュフロー
2015年3月 724 -2,119 -1,395
2016年3月 1,087 -1,670 -583
2017年3月 914 -977 -63
2018年3月 1,411 -1,583 -172
2019年3月 2,207 -1,180 1,027

単位:百万円

営業キャッシュフローはプラスを続けていますので本業は順調と判断できます。

2019年3月期からは、フリーキャッシュフローもプラスとなっています。

営業キャッシュフローに比べて投資キャッシュフローが大きくなる年もありますが、膨らんでいますが、これは主に有形固定資産の取得となります。

力の源HD<3561>の自己資本とROE

自己資本 4,323
自己資本比率 26.4%
ROE 14.35%

単位:百万円

※2019年7月期の実績

自己資本率は26.4%と、若干物足りない数字となっています。

ROEは14.35%と優秀な実績となっています。

力の源HD<3561>のPERとPBR、ミックス係数

PER(会社予想) 24.02倍
PBR(実績) 3.79倍
ミックス係数 ※PER×PBR 91.04

※2020年2月28日終値段階の数値で計算しています。

力の源HD<3561>のミックス係数は91.04。バリュー株投資家のベンジャミン・グレアムにならって、ミックス係数が11.25(米国株は22.5倍以下)の銘柄を割安と判断するなら、同社は割安とは言え無さそうです​

力の源HD<3561>の実質配当利回り

力の源HD<3561>の配当を見てみましょう。

事業年度 株主配当
2017年3月 3.0円
2018年3月 6.5円
2019年3月 8.00円

19年3期の年間配当は1株あたり8円。20年3月期の配当も1株あたり8円と予想されていますので、20年2月28日終値段階で計算すると予想配当利回りは1.13%となります。

力の源HD<3561>の株主優待制度は、1,00株以上ご所有の株主に対して、毎年3月末と9月末に権利確定を迎えます。

力の源HD<3561>の株主優待制度①
100株以上 1,000株以上 3,000株以上
10%割引カード(20%割引*) 15%割引カード(20%割引*) 20%割引カード
ポイント
*毎月1日、11日、21日、31日は、10%及び15%割引カードも一律20%割引です!

力の源HD<3561>の株主優待制度②
100株以上 1,000株以上 3,000株以上
1年以上継続保有* 1枚 1年以上継続保有* 3枚 1年以上継続保有* 5枚

飲食業全般に言えることですが、配当利回りはあまり高いとは言えません。ただ、優待特典が魅力的だと思います。

例えば、100株保有して10%割引の優待カードを受け取ります。780円の白丸を毎月1杯食べると仮定すると、78円X12ヶ月で936円。

配当金と合わせると、実質利回りは2.45%

毎月1日、11日、21日、31日に食べれば割引率は20%なので、それ以上の実質利回りを受けることができます​

利回りは配当だけよりも魅力的になりますね

力の源HD<3561>は買いか?売りか?様子見か?

ここまで力の源HD<3561>の分析を行ってきましたが、個人的には買いだと考えています。

力の源HD<3561>の「買い」と判断する理由
  • 業界の事業環境:○
  • 会社の強み、武器がある:△
  • 主力製品、サービスに意義があり、実需が存在する実業である事、つまりは、主観的に好感が持てる商売をしていること:○
  • 業界が右肩上がりであること、または、高いレベルで安定している事。つまりは、売り上げと利益増が今後も見込めること:○
  • 売上と利益率:○
  • キャッシュフロー:○
  • 自己資本比率:△
  • ROE:○
  • ミックス係数:☓
  • 株主還元スタイルを取っていること:○

力の源HD<3561>の分析をこれまでしてきましたが、私が個別株を見る際にポイントとして挙げる項目ではまぁまぁの評価ができるのかな?と考えています。

ミックス係数の項目では割高な結果が出てしまいましたが、海外展開が順調に進んでいることは非常に評価できます。また、ラーメン一風堂自体のファンも多く、国内でも急激な減速は考えにくい状況です。

開催自体も危ぶまれている状況ではありますが、東京オリンピック2020では世界各国から大勢の観光客が来日します。海外からの観光客に日本のラーメンがアピール出来れば、今後も同社の海外事業の追い風となるのではないかと考えています。

力の源HD<3561>のチャート(週足)を見ると、2018年12月25日に630円の安値を付けると、その後は横ばいを続け、2019年6月以降上昇傾向にありました。

力の源HDの週足チャート

2020年2月21日までは上昇チャネルの範囲内で値動きしていましたが、今回の頃なショックで大きく下落。目先の仕込みどころは630円でしょうか。

お忙しい中恐れ入りますが、何卒ご確認宜しくお願い致します。

薬味多めで

2019年12月と2020年2月に1単元づつ仕込んでいます(^^)

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