クリップコーポレーション<4705>を徹底企業分析

いつもお世話になっております。薬味多めで(@yakumioomede)です。

本日は、クリップコーポレーション<4705>が長期的に保有できる銘柄なのか、徹底的に調べていきたいと思います。

薬味多めで

クリップコーポレーションは、小中学生向けの学習塾とサッカー教室を展開している会社です。

クリップコーポレーション<4705>の基本情報

クリップコーポレーションのホームページ

まずは、クリップコーポレーション<4705>の基本情報を整理していきましょう。

クリップコーポレーション<4705>の会社情報とチャート

※2019年2月1日調べ

サイト
項目 内容
会社名 クリップコーポレーション
証券コード 4705
業種分類 情報·通信
WEB https://www.clip-cor.co.jp/
本社住所 〒464-0075 名古屋市千種区内山3-18-10
設立年月日 1981年5月23日
上場年月日 1998年9月18日
決算 3月末日
単元 100株
代表者名 沖恭一郎
従業員数(単独) 108人
従業員数(連結) 198人

チャート画像

クリップコーポレーション<4705>が展開する事業

クリップコーポレーションの事業セグメント

クリップコーポレーション<4705>の企業群の事業セグメントは、大きく分けて4つあります。

教育事業

子会社である株式会社螢雪ゼミナールと有限会社アクシスを含め、学習塾を運営しています。売上に占める割合は、75%弱となります。

スポーツ事業

スポーツ事業として、ユアササッカークラブを運営しています。売上に占める割合は、15%強となります。

飲食事業

直営農場で取れる野菜などを利用し、弁当の配食サービスを展開しています。売上に占める割合は、5%前後となります。

その他の事業

バスケット教室や農業事業などがおのセグメントに含まれます。

クリップコーポレーション<4705>の分析

基本の3チェック項目

私が個別株に投資する際に、はじめに下記の3つのポイントに適合しているかどうかをチェックします。

3つのポイント
  • ○:主力製品、サービスに意義があり、実需が存在する実業である事、つまりは、主観的に好感が持てる商売をしていること
  • ○:業界が右肩上がりであること、または、高いレベルで安定している事。つまりは、売り上げと利益増が今後も見込めること
  • △:株主還元スタイルを取っていること。

クリップコーポレーション<4705>の主力事業セグメントである学習塾やサッカー教室は、少子化が進む中で生徒数の縮小が今後続いていきます。業界の中での統廃合なども今後十分に想定され、いかに選ばれる学習塾·サッカー教室として特色を打ち出していくかが課題となります。

その中で、クリップコーポレーション<4705>は体験と学習の実践の場として、農業体験などを積極的に行っており、これが他の学習塾やサッカー教室との差別化につながっています。

クリップコーポレーション<4705>の株主還元策を調べたのですが、ホームページや決算資料などへの具体的な記載は全くありませんでした。

こうした事から、クリップコーポレーション<4705>は、1番~2番を○、3番を△としました。

売上高と各利益

事業年度 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2015年3月期 3,869 579 602 346
2016年3月期 3,610 347 353 198
2017年3月期 3,453 180 184 62
2018年3月期 3,305 198 204 170
2019年3月期 3,433 191 255 141

単位:百万円

売上高の横ばいが続いています。

クリップコーポレーションの売上高推移

1月30日発表の第3Q決算発表では、対会社予想進捗率が25.8%という実績でした。

自己資本とROE

自己資本 5,582
自己資本比率 87.4%
ROE 2.51%

単位:百万円

※2019年3月期の実績

自己資本率は87.4%と、非常に高い水準です。

ROEに関しては、2.51%とかなり低い水準ですね。

PERとPBR、ミックス係数

PER(会社予想) 22.09倍
PBR(実績) 0.65倍
ミックス係数 14.36

※2020年1月31日終値段階の数値で計算しています。

クリップコーポレーション<4705>のミックス係数は、14.36と基準値の11.25と比較するとじゃっかん割高な水準となっています。

キャッシュフロー

事業年度 営業キャッシュフロー 投資キャッシュフロー フリーキャッシュフロー
2015年3月 387 61 448
2016年3月 172 -70 102
2017年3月 175 -142 33
2018年3月 179 -7 172
2019年3月 88 71 159

単位:百万円

過去5年間のフリーキャッシュフローを確認すると、どの年度もフリーキャッシュフローはプラスになっています。

遡れる2007年3月期から確認しても、フリーキャッシュフローがマイナスとなった年度は、2007年3月期のみです。

実質利回り配当とEPS、株主優待

配当とEPSの経過を見てみましょう。

事業年度 株主配当 EPS
2015年3月 50.00円 83.8円
2016年3月 50.00円 48.0円
2017年3月 40.00円 15.0円
2018年3月 40.00円 41.2円
2019年3月 40.00円 34.2円

現時点での配当利回りは4.53%となっています。

クリップコーポレーション<4705>は株主優待制度を用意していませんので、省略します。

クリップコーポレーション<4705>は買いか?売りか?様子見か?

ここまでクリップコーポレーション<4705>の分析を行ってきましたが、個人的には様子見したい銘柄だと考えています。

クリップコーポレーション<4705>の「様子見」と判断する理由
  • 基本の3チェック項目
    ○:主力製品、サービスに意義があり、実需が存在する実業である事、つまりは、主観的に好感が持てる商売をしていること
    ○:業界が右肩上がりであること、または、高いレベルで安定している事。つまりは、売り上げと利益増が今後も見込めること
    △:株主還元スタイルを取っていること。
  • 売上高、各利益共:△
  • 自己資本比率:○
  • ROE:△
  • ミックス係数:△
  • 営業キャッシュフロー:○
  • フリーキャッシュフロー:○
  • 実質利回り:○

非常に魅力的なサービスを運営しているとは思いますが、果たして他塾との差別化をより鮮明に打ち出していけるかどうかが現時点では見えない状況です。

加えて、ROEがかなり低い数値となっており、事業活動をもっと効率的に行っていく必要があります。また、一番重要なのが株主還元策に対する同社の姿勢が全く見えない事です。

こうしたことからも、今の段階で同社の株を強く買いたいとは思えないのが現状です。

クリップコーポレーション<4705>のチャート(月足)を見ると、2006年の1月の高値と2015年3月の高値を結んだラインが上値抵抗線として存在します。逆に2008年10月の安値と2019年6月の安値を結んだラインが下値支持線として機能しています。

ストレートに考えれば、この持ち合い状態の中で上下繰り返しながら、上下どちらかにブレイクしてくる可能性があるのではないかな?と見ています。

クリップコーポレーションの月足チャート

お忙しい中恐れ入りますが、何卒ご確認宜しくお願い致します。

薬味多めで

クリップコーポレーションのさくら配食サービス(お弁当)は美味しいと評判のようですね!

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