日本電気硝子の製品が使われているバスタ新宿

おはようございます。薬味多めで(@yakumioomede)です。

先日、5G関連銘柄の中でも割安な銘柄を探していた際に見つけたのが日本電気硝子<5214>

長期的に保有できる銘柄なのか、本日は徹底的に調べていきたいと思います。

薬味多めで

日本電気硝子は数多くの特殊ガラス製品を扱っている会社となります。

日本電気硝子<5214>の基本情報

日本電気硝子

まずは、日本電気硝子<5214>の基本情報を整理していきましょう。

日本電気硝子<5214>の会社情報とチャート

※2019年1月18日調べ

項目 内容
会社名 日本電気硝子
証券コード 5214
業種分類 ガラス·土石製品
WEBサイト https://www.neg.co.jp/
本社住所 〒520-8639 大津市晴嵐2-7-1
設立年月日 1944年10月31日
上場年月日 1973年4月
決算 12月末日
単元 100株
代表者名 松本元春
従業員数(単独) 1,712人
従業員数(連結) 6,591人

チャート画像

日本電気硝子<5214>が展開する事業

日本特殊ガラスの製品カテゴリ

日本電気硝子<5214>が展開する製品カテゴリは、大きく分けて8つあります。

ディスプレイ

テレビからパソコン、スマートフォンなど情報伝達のインターフェイスとして欠かせないのが液晶ディスプレイですね。

こうした製品に欠かせない薄型パネルディスプレイ用ガラスや超薄板ガラス、化学強化専用ガラスなどを生産しています。

モビリティ

自動車から鉄道まや航空まで、世界的な環境規制が高まる中で環境性能の向上を目的とした素材を開発しています。

具体的には、ガラスファイバによって強化されたプラスチック樹脂やスマートルームミラー、車載センサーガラスなどが挙げられます。

情報通信

技術革新が激しい情報通信関連分野。

この分野においては、光通信用のガラス素材や、パワー半導体や電子デバイスの気密封止や皮膜、絶縁体の形成に幅広く用いられている機能性粉末ガラスやガラスペースト、セラミックスパッケージ封止用レーザーガラスフリットなどが挙げられます。

医療

アンプルやバイアル、注射筒などに用いられる医療理化学用管ガラスや、放射線被曝から防護する放射線遮蔽用ガラスなどを製造しています。

医療理化学用管ガラスでは、耐性に優れているだけではなく誇張係数が小さくアルカリ溶出の少ない性質が特徴です。

照明

高輝度·高出力の照明にも利用される製品を生産しています。

LEDやLD(レーザーダイオード)、有機ELなどに使用されています。

エネルギー

再生可能エネルギーの一角である風力発電。この風力発電の風車ブレードを強化するガラスファイバを供給しています。

強風、塩害、紫外線などに耐え得る強度を持つことに加えて、軽量化にも成功しています。

社会インフラ

社会インフラ関連の製品は、急激な温度変化に強い強化ガラスや、超低反射ガラス、ARGファイバやEガラスファイバなどを製造しています。

強化ガラスに関しては、バスタ新宿で活用されているようです。

家電·住設

家電·住設と言えば、主に耐熱ガラスでしょうか。

調理器具だけにとどまらず、薪ストーブや暖炉の窓、電子レンジのターンテーブル、IH調理プレートのトッププレートなどに活用されています。

日本電気硝子<5214>の分析

基本の3チェック項目

私が個別株に投資する際に、はじめに下記の3つのポイントに適合しているかどうかをチェックします。

3つのポイント
  • ○:主力製品、サービスに意義があり、実需が存在する実業である事、つまりは、主観的に好感が持てる商売をしていること
  • △:業界が右肩上がりであること、または、高いレベルで安定している事。つまりは、売り上げと利益増が今後も見込めること
  • ○:株主還元スタイルを取っていること。

業界の成長性に関しては、非常に予想しにくいというのが本音です。

しかしながら、同社が得意とする耐熱、耐久性という観点から同社の技術は幅位広い分野への応用が可能だと考えています。

その為、今後需要が伸びるであろう分野の製品へと商品郡を更に展開していけるかどうかの企画力·営業力が鍵となってきそうです。

こうしたことから、日本電気硝子<5214>は、1番と3番には○、2番目のポイントに関しては△としました。

売上高と各利益

事業年度 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2014年12月期(変速) 192,692,000,000円 5,223,000,000円 6,883,000,000円 5,938,000,000円
2015年12月期 251,177,000,000円 22,034,000,000円 14,272,000,000円 9,636,000,000円
2016年12月期 239,411,000,000円 19,571,000,000円 13,967,000,000円 4,968,000,000円
2017年12月期 282,447,000,000円 32,201,000,000円 34,130,000,000円 27,184,000,000円
2018年12月期 300,326,000,000円 24,865,000,000円 19,832,000,000円 15,199,000,000円

2014年度以降を見ると、2016年度こそ停滞しましたが売上高は右肩上がりで来ていますね。

気になるのは、2017年度を頂点に営業利益·当期純利益が落ち込んできている点です。

今期2019年12月期の決算発表は2月5日に予定されていますが、第3Qまでの進捗率は64.6%。売上高、各利益共に会社側ではすでに下方修正をしていますが、アナリストによるコンセンサスとしては、下方修正後の数値も下回るのではないかと予想されています​

車載向けのガラス繊維が不振となっていることに加えて、液晶用基盤ガラスも顧客の生産調整のアオリを受けているのが原因のようです。

自己資本とROE

自己資本 516,452,000,000円
自己資本比率 71.2%
ROE 2.9%

※2018年12月期の実績

自己資本比率は非常に高く、安心してもお釣りが来る水準です。

逆にROEは非常に低い水準ですね...。目安と言われる10%には程遠い水準と言え自己資本を有効活用して高い利益を上げているとは言い難い状況です。

PERとPBR、ミックス係数

PER(会社予想) 28.65倍
PBR(実績) 0.46倍
ミックス係数 13.18

※2020年1月17日終値段階の数値で計算しています。

日本電気硝子<5214>のミックス係数は、13.18と基準値の11.25と比較すると割安とは言えない水準と言えますね。

キャッシュフロー

事業年度 営業キャッシュフロー 投資キャッシュフロー フリーキャッシュフロー
2014年12月(変速) 38,837,000,000円 -29,264,000,000円 9,573,000,000円
2015年12月 46,797,000,000円 -32,638,000,000円 14,159,000,000円
2016年12月 48,261,000,000円 -36,138,000,000円 12,123,000,000円
2017年12月 46,159,000,000円 -68,644,000,000円 -22,485,000,000円
2018年12月 52,002,000,000円 -19,551,000,000円 32,451,000,000円

営業キャッシュフローはプラスを続けていますので本業は順調と判断できます。

フリーキャッシュフローは2017年12月期にマイナスに陥っています

ただし、これはあくまでも前期までの推移からの考察。2019年12月期の数字と、2020年12月期の見通しが待たれます。

実質利回り配当と優待

日本電気硝子の株主配当

2019年12月期の配当は110.00円。少なくとも現時点での配当利回りは4.64%と非常に高い利回りを誇ります。

加えて、実質配当性向が64.8%とこれまた高水準

2014年度から増配傾向にあり今後も業績によっては高い利回りを期待できるのではないかと思います。

日本特殊ガラスの決算資料

今後も長期的に安定配当の継続を掲げています

日本電気硝子<5214>の場合は、株主優待制度は用意していないので省略します。

日本電気硝子<5214>は買いか?売りか?様子見か?

ここまで日本電気硝子<5214>の分析を行ってきましたが、個人的には現時点で買いは見送りたい銘柄だと考えています。

日本電気硝子<5214>の「買いは見送る」と判断する理由
  • 基本の3チェック項目
    ○:主力製品、サービスに意義があり、実需が存在する実業である事、つまりは、主観的に好感が持てる商売をしていること
    △:業界が右肩上がりであること、または、高いレベルで安定している事。つまりは、売り上げと利益増が今後も見込めること
    ○:株主還元スタイルを取っていること。
  • 売上高、各利益共:△(緩やかな右肩上がりも、今期の進捗に懸念
  • 自己資本比率:○
  • ROE:☓
  • ミックス係数:△
  • 営業キャッシュフロー:○
  • フリーキャッシュフロー:○
  • 実質利回り:○

配当利回りも高く、取り扱っている製品にも特徴があります。加えて、5G関連銘柄としての側面もあるので話題性にも事欠きませんが、足元の業績と先行きの見通しに自分自身が自信を持てない銘柄を積極的に拾いに行く理由は無いかなと(汗)。

成長産業という分野でもないので、定点観測して競争力のある製品が出てきた段階でもう一度分析してみるのも有りかなと思います。

薬味多めで

2月5日の決算発表は注視しておきたいですね!



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