工業用プラント

いつもお世話になっております。薬味多めで(@yakumioomede)です。

本日はバルカー<7995>を長期的に保有できる銘柄なのか、徹底的に調べていきたいと思います。

薬味多めで

バルカーは、工業用シール製品、ふっ素樹脂加工製品のパイオニアですね!

バルカー<7995>の基本情報

バルカーのホームページ

まずは、バルカー<7995>の基本情報を整理していきましょう。

バルカー<7995>の会社情報とチャート

※2019年1月30日調べ

サイト
項目 内容
会社名 バルカー
証券コード 7995
業種分類 化学
WEB http://www.valqua.co.jp/
本社住所 〒141-6024 東京都品川区大崎2-1-1 ThinkPark Tower
設立年月日 1932年4月8日
上場年月日 1961年10月
決算 3月末日
単元 100株
代表者名 本坊吉博
従業員数(単独) 441人
従業員数(連結) 1,838人

チャート画像

バルカー<7995>が展開する事業

バルカーの製品群

バルカー<7995>の事業セグメントは、大きく分けて3つあります。

シールセグメント

成形パッキンやソフトガスケットなどの気体や液体の漏れを防ぐためのシール素材を扱う事業セグメントです。

このセグメントが同社の主力事業です。

機能樹脂セグメント

フィルムやテープ、シートやチューブなどの樹脂製品を取り扱う事業セグメントです。

その他セグメント

シリコンウエハーのリサイクル事業が中心の事業セグメントです。

バルカー<7995>の分析

基本の3チェック項目

私が個別株に投資する際に、はじめに下記の3つのポイントに適合しているかどうかをチェックします。

3つのポイント
  • ○:主力製品、サービスに意義があり、実需が存在する実業である事、つまりは、主観的に好感が持てる商売をしていること
  • ○:業界が右肩上がりであること、または、高いレベルで安定している事。つまりは、売り上げと利益増が今後も見込めること
  • ○:株主還元スタイルを取っていること。

同社の製品は、半導体製造産業、電気·電子機器産業、自動車製造産業、真空機器産業、食品産業、発電プラント産業、航空機産業など非常に多岐にわたる産業分野で利用​されています。

特に主力のシール製品は、国内設備の増強や韓国工場での製造ライン増設だけではなく、2019年には中国拠点の生産を開始するなど国内に留まりません。加えて、樹脂製品に関しても米国事業の再構築など、グローバル展開に力を入れています。海外での売上比率は30%程度ですが、今後は中国や米国を中心に海外比率を引き上げていく戦略をとっています。

バルカー<7995>の株主還元策を調べると、配当と自社株買いを含めた株主還元性向は50%を目標にすると表明​しています。

こうした事から、バルカー<7995>は、1番~3番を○としました。

売上高と各利益

事業年度 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2015年3月期 40,021 2,814 3,087 1,803
2016年3月期 41,120 3,123 3,058 1,752
2017年3月期 43,640 4,065 3,929 2,348
2018年3月期 47,592 5,374 5,466 3,833
2019年3月期 51,243 5,609 5,791 4,087

単位:百万円

2015年からは売上高は右肩上がりで伸びてきています。しかしながら、2020年3月期は米中貿易摩擦などの影響により、期首計画自体を引き下げている状態売上高は前年比-2.4%の50,000百万円を計画しています。

バルカーの売上推移

1月29日発表の第3Q発表では、対会社予想進捗率の71.7%という実績でした。

自己資本とROE

自己資本 49,535
自己資本比率 66.2%
ROE 12.41%

単位:百万円

※2019年3月期の実績

自己資本率は66.2%と、高い水準にあります。

ROEに関しては、12%ともう少し頑張って欲しいかなという水準ですね。

PERとPBR、ミックス係数

PER(会社予想) 13.09倍
PBR(実績) 1.29倍
ミックス係数 16.89

※2020年1月30日終値段階の数値で計算しています。

バルカー<7995>のミックス係数は、16.89と基準値の11.25と比較すると割高な水準となっています。

キャッシュフロー

事業年度 営業キャッシュフロー 投資キャッシュフロー フリーキャッシュフロー
2015年3月 3,374 -2,046 2,341
2016年3月 3,701 -1,656 2,045
2017年3月 3,674 -2,120 1,554
2018年3月 3,899 -1,190 2,709
2019年3月 5,362 -1,960 3,402

単位:百万円

過去5年間のフリーキャッシュフローを確認すると、毎年フリーキャッシュフローの着実にプラスを維持しています。

確認できる2007年からを見ても、毎期確実にフリーキャッシュフローがプラスとなっています。リーマンショックがあったことを考えると、非常に素晴らしい実績なのではないでしょうか?

実質利回り配当とEPS、株主優待

配当とEPSの経過を見てみましょう。

事業年度 株主配当 EPS
2015年3月 55.00円 102.5円
2016年3月 60.00円 99.6円
2017年3月 75.00円 133.5円
2018年3月 85.00円 217.9円
2019年3月 95.00円 232.3円

きっちりと増配してきていますし、今期は年間配当100円とさらなる増配を予想しています。現時点での配当利回りは4.07%となっています。

バルカー<7995>は株主優待制度を用意していませんので、省略します。

バルカー<7995>は買いか?売りか?様子見か?

ここまでバルカー<7995>の分析を行ってきましたが、個人的には買いたい銘柄だと考えています。

バルカー<7995>の「買い」と判断する理由
  • 基本の3チェック項目
    ○:主力製品、サービスに意義があり、実需が存在する実業である事、つまりは、主観的に好感が持てる商売をしていること
    ○:業界が右肩上がりであること、または、高いレベルで安定している事。つまりは、売り上げと利益増が今後も見込めること
    ○:株主還元スタイルを取っていること。
  • 売上高、各利益共:○
  • 自己資本比率:○
  • ROE:○
  • ミックス係数:△
  • 営業キャッシュフロー:○
  • フリーキャッシュフロー:○
  • 実質利回り:○

バルカー<7995>の事業が、様々な工業製品や設備に利用される特殊部品という特性上、何か一つの理由で売上が極端に落ち込むというような状況にはありません。そうした中でも、やはり懸念されるのが、米中貿易問題などを発端とする世界経済の落ち込みです。

さすがに世界経済自体が急速にシュリンクしていくような状況に陥ってしまうと、その余波は確実に受けることとなるでしょうが、リーマンショック直後の数期を見てもフリーキャッシュフローをプラスに維持していた実績を考えると、ある程度安心して保有できる銘柄なのかなと感じます。

配当利回りも足元では4%台と高く、株主還元性向も高い状態です。強いて言えば、ミックス係数が若干高いかなという印象がありますので、本来であればもう少し株価が押したところで拾いたいのが本音です。とは言え、買いたい要素が多い銘柄ですね。

バルカー<7995>のチャート(週足)を見ると、2018年の7月の高値と2018年9月の高値を結んだラインが上値抵抗線として頭を抑えていましたが、2019年2月には下落基調を弱め、ボックス相場に移行。2019年10月からは再び上昇基調に転じて来ていたところです。

2016年11月の安値と2019年8月の安値を結んだラインが下値支持線として機能しそうですので、この水準まで落ちて来た後に反発したのを確認してから拾うのも一考ですね。

バルカーの週足

お忙しい中恐れ入りますが、何卒ご確認宜しくお願い致します。

薬味多めで

当たり前ですが、まだまだ知らない銘柄がいっぱいありますね!



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