銀行口座

いつもお世話になっております。薬味多めで(@yakumioomede)です。

本日は、三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>が長期的に保有できる銘柄なのか、徹底的に調べていきたいと思います。

薬味多めで

3大メガバンクの中で、ネットバンク(アプリ)の使いやすさは三菱UFJが一番だと思っています。

三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>の基本情報

三菱UFJフィナンシャルグループのホームページ

まずは、三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>の基本情報を整理していきましょう。

三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>の会社情報とチャート

※2019年3月18日調べ

項目 内容
会社名 三菱UFJフィナンシャル·グループ
証券コード 8306
業種分類 銀行業
市場 東証1部
時価総額 5,229,068百万円(2020年3月18日の終値で算出)
分類 大型株(時価総額3,000億円以上)
WEB https://www.mufg.jp/
本社住所 〒100-8330 東京都千代田区丸の内2-7-1
設立年月日 2001年4月2日
上場年月日 2001年4月1日
決算 3月末日
単元 100株
代表者名 亀澤宏規
従業員数(単独) 33,232人
従業員数(連結) 141,073人

チャート画像

三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>が展開する事業

三菱UFJフィナンシャルグループの事業内容

三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>のグループ企業の事業セグメントは、6つの事業セグメントに分けられます。

法人·リテール事業本部

個人や中小企業を対象とした営業部門です。

ローンの貸し出しや決済、資産運用に至るまで、幅広い金融サービスを提供しています。

コーポレートバンキング事業本部

大企業向けに、貸出や決済や外国為替、M&Aや不動産などのサービスを展開している事業部です。

グローバルCIB事業本部

グローバル企業向けに、商業銀行機能と証券機能を中核としたサービスを提供している事業部となります。

グローバルコマーシャルバンキング事業本部

出資先の海外銀行を通じて、中小企業や個人向けに金融サービスを提供している事業部となります。

受託財産事業本部

資産運用、資産管理、年金の分野でのコンサルティングサービスを中心に展開している事業部となります。

市場事業本部

金融商品のセールスやトレーディング業務を行っている事業部となります。

三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>の分析

三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>の事業環境に関して

メガバンク全体に当てはまることですが、中央銀行による金融政策の影響で低金利が続く中、国内では従来の貸付による利鞘を抜く収益モデルは非常に厳しくなっている状態です。

足元を見ても、コロナ対策として世界的な強調緩和(利下げ)と米国債利回りの低下で、運用環境の悪化が懸念されています。現時点で可能性は低いももの、日銀によるマイナス金利深堀り政策も考えておく必要があり、そうなってくると銀行を取り巻く事業環境はますます厳しくなってくるものと言わざるを得ません。

また、FinTech企業の勃興や、電子マネーの利用拡大による既存銀行の土管化を懸念する向きもあります。

この理由として、「楽天<4755>は銀行(楽天銀行)を持てるのに、銀行は楽天を持つことができない」といった不平等とも言える法制度の不備などが少なからず影響しているのではないでしょうか?

ただし、三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>も手をこまねいているだけではありません。開発中のデジタル通貨「coin(旧 MUFGコイン)」を発行させる新会社を、リクルート<6098>と設立する合弁契約書を締結。今後、こうした新しいテクノロジー分野でも巻き返しを図っていく狙いのようです。

三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>の会社の強み、武器

三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>の強みを挙げるとすれば、リテール部門の強さではないでしょうか?

3大メガバンクの一角であるみずほフィナンシャルグループ<8411>と比べると、リテール部門の粗利益は約2倍近い状態です。

粗利益の比較
三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>(法人·リテール事業本部) みずほフィナンシャルグループ<8411>(リテール·事業法人カンパニー)
粗利益 1,521,634 707,151

単位:百万円

この違いは、三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>がクレジットカードやカードローンのビジネスを保有していることで収益を確保していることに加え、ATMの相互利用などでATM管理費用を合理的に削減している事などが起因していると考えられます。

三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>の売上高と利益率

事業年度 売上高 前期比 営業利益 経常利益 当期純利益
2015年3月期 5,638,402 8.9% 1,713,001 1,033,759
2016年3月期 5,714,419 1.3% 1,539,486 951,402
2017年3月期 5,979,568 4.6% 1,360,767 926,440
2018年3月期 6,068,061 1.5% 1,462,418 989,664
2019年3月期 6,697,402 10.4% 1,348,043 872,689

単位:百万円

三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>の過去の売上高を見ていくと、事業環境が厳しい中でも安定した売上と利益を確保していることが分かります。

直近3期の売上高営業利益率を見てみると、

直近3期分の売上高営業利益率
  • 18年3月期:22.8%
  • 18年3月期:24.1%
  • 19年3月期:20.1%

と、非常に高い水準で安定していることに気が付きます。

EPS(1株利益)は、

EPS(1株利益)
  • 2017年3月期:71.7円
  • 2018年3月期:76.6円
  • 2019年3月期:67.6円

と、こちらも安定していますね。

三菱UFJフィナンシャルグループの業績推移

三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>のキャッシュフロー

事業年度 営業キャッシュフロー 投資キャッシュフロー フリーキャッシュフロー
2015年3月期 -2,095,748 6,501,689 4,405,941
2016年3月期 6,754,428 2,240,209 8,994,637
2017年3月期 7,013,064 8,907,549 15,920,613
2018年3月期 6,913,197 -565,875 6,347,322
2019年3月期 5,609,305 -5,627,546 -18,241

単位:百万円

営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフローともに堅実ですね。

2019年3月期にフリーキャッシュフローが赤字になっているのは、有価証券の償還による収入が前期と比べて減少していることが原因としてあります。

三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>の自己資本とROE

自己資本 16,179,276
自己資本比率 5.2%
ROE 5.42%

単位:百万円

※2019年3月期の実績

自己資本率は5.2%と他業態に比べて低くなっています。

金融機関という特性上、これはしょうがない部分ですね。参考に、他メガバンクを見てみると、みずほフィナンシャルグループ<8411>は4.3%、三井住友フィナンシャルグループ<8316>は5.3%となっています。

ROEは5.42という実績ですが、中長期の目標では9~10%台への引き上げを目標としているようです。

直近3期分のROE
  • 2017年3月期:6.03%
  • 2018年3月期:6.32%
  • 2019年3月期:5.42%

三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>のPERとPBR、ミックス係数

PER(会社予想) 5.75倍
PBR(実績) 0.31倍
ミックス係数 ※PER×PBR 1.78

※2020年3月18日終値段階の数値で計算しています。

三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>のミックス係数は1.78。バリュー株投資家のベンジャミン・グレアムにならって、ミックス係数が11.25(米国株は22.5倍以下)の銘柄を割安と判断するなら、同社は割安銘柄​と言えます。

三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>の実質配当利回り

三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>の配当を見てみましょう。

事業年度 株主配当
2017年3月 18円
2018年3月 19円
2019年3月 22円

19年3期の年間配当は1株あたり22円。20年3月期の予想配当も1株あたり25円と予想されていますので、20年3月18日終値段階で計算すると予想配当利回りは6.49%となります。

三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>の株主優待制度を設けていませんので、省略します。

三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>は買いか?売りか?様子見か?

ここまで三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>の分析を行ってきましたが、個人的には買いだと考えています。

三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>の「買い」と判断する理由
  • 業界の事業環境:△
  • 会社の強み、武器がある:△
  • 主力製品、サービスに意義があり、実需が存在する実業である事、つまりは、主観的に好感が持てる商売をしていること:○
  • 業界が右肩上がりであること、または、高いレベルで安定している事。つまりは、売り上げと利益増が今後も見込めること:○
  • 売上と利益率:○
  • キャッシュフロー:○
  • 自己資本比率:△
  • ROE:△
  • ミックス係数:○
  • 株主還元スタイルを取っていること:○

三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>の分析をこれまでしてきましたが、私が個別株を見る際にポイントとして挙げる項目は高得点とは言い切れません。

また、今後、日銀によるマイナス金利の深堀り政策などが発動してくると、収益環境はさらに苦しいものとなってきます。

しかしながら、三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>は、クレジットカード事業やカードローン事業などを加えたリテール分野が強いことに加えて、メガバンクの中でも海外拠点が多く、グローバル展開を行う日本企業にとっては力強いパートナーとなっています。

同じメガバンクの中でも、三井住友フィナンシャルグループ<8316>も高配当で、かつクレジットカード事業やカードローン事業を抱えています。

今回、三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>と三井住友フィナンシャルグループ<8316>を比較する上で考えたのが、仮に両銘柄とも発行済株式総数が一緒だった場合に、どちらの銘柄の方が株式市場での評価が高いのか?という視点です。

そこで、簡易的ではありますが、以下の計算をしてみました。

発行済株式総数 : 株価 = 100 : Z

三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>

13,581,995,120 : 385円 = 100 : Z

13,581,995,120Z = 38,500円

Z = 2.83円

三井住友フィナンシャルグループ<8316>

1,373,171,556 : 2,611.5円 = 100 : Z

1,373,171,556Z = 261,150円

Z = 1.90円

※2020年3月18日終値段階の数値で計算しています。

果たしてこの計算式が有効かどうかも自信がありませんが、仮に発行済株式総数が同じだったと仮定したら、三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>の方が現時点で高い価値が付いているのかな?とも感じます。

三菱UFJフィナンシャル·グループ<8306>のチャート(月足)を見ると、アベノミクス発動直前の2011年11月に付けた318円を底値として、2015年6月には約3倍の936円まで上昇しています。

その後は425円まで調整しましたが再び上昇。2018年1月に付けた894円を頂点に再び下落基調に入ってきています。

今回のコロナショックと、その後の追加金融緩和(マイナス金利深堀り)への懸念から、株価は再び下落傾向を強めています

その中で、非常に魅力的に見えるのが、6%を超えた配当利回りです。

もちろん、今後の事業環境が悪化することによる減収があった場合には、減配という可能性も捨てきれません。

その上で、仮に株価が今後318円を割ってくるような動きを見せた場合には、または、318円近辺に近づくような場合には、長期的な視点で迷わず複数単元仕込みたい​と考えています。

三菱UFJフィナンシャルグループの月足チャート

お忙しい中恐れ入りますが、何卒ご確認宜しくお願い致します。

薬味多めで

うちは、子供たちの銀行口座も三菱UFJ銀行です。



参加中のランキングサイト

にほんブログ村 株ブログへ

大変励みになります。本日も応援のクリックお願い致します。

投資家おすすめの1冊

資本論 ─まんがで読破─
イースト・プレス (2013-06-28)
売り上げランキング: 10,989
株で富を築くバフェットの法則[最新版]
ダイヤモンド社 (2014-05-05)
売り上げランキング: 14,534
いま君に伝えたいお金の話 (幻冬舎単行本)
幻冬舎 (2018-09-05)
売り上げランキング: 11,571
おすすめの記事