横濱家系ラーメン

いつもお世話になっております。薬味多めで(@yakumioomede)です。

本日は、ギフト<9279>が長期的に保有できる銘柄なのか、徹底的に調べていきたいと思います。

薬味多めで

少なめ、普通、硬めで!

ギフト<9279>の基本情報

ギフトのホームページ

まずは、ギフト<9279>の基本情報を整理していきましょう。

ギフト<9279>の会社情報とチャート

※下記のデータは、全て2019年4月28日の終値で調査·分析したデータとなります。

項目 内容
会社名 ギフト
証券コード 9279
業種分類 小売業
市場 東証1部
時価総額 11,519百万円
分類 小型株(時価総額1,000億円未満)
WEB https://www.gift-group.co.jp/
本社住所 〒194-0013 東京都町田市原町田6-27-19
設立年月日 2009年12月7日
上場年月日 2018年10月19日
決算 10月末日
単元 100株
代表者名 田川翔
従業員数(単独) 276人
従業員数(連結) 306人

チャート画像

ギフト<9279>が展開する事業

ギフトの事業内容

ギフト<9279>の事業セグメントは、2つの事業セグメントに分けられます。

直営店事業部門

主にロードサイドに出店している町田商店や、駅近物件に出店している「地域名+商店(例 代々木商店)」ブランドの横濱家系ラーメンを中心に、九州釜焚きとんこつばってんラーメン/がっとん、四天王、豚山、赤みそ家·麺屋みそいち·ヌードルみの作·マルキ屋·元祖赤みそ屋、E.A.K(海外)などを展開しています。

18年10月期の決算短信では、直営店58店舗(国内56店舗、海外2店舗)でしたが、20年10月期第1四半期の決算短信では、営店91店舗(国内88店舗、海外3店舗)まで拡大​

直営店の出店だけでなくM&Aを駆使しながら規模を拡大していくなど、非常に勢いを感じますね。

プロデュース事業部門

ギフト<9279>のプロデュース事業部門は、通常のFC店とは異なり加盟金やロイヤリティーは不要。直営店で培ったノウハウをベースに、食材の提供や店舗デザイン、従業員研修、開店後のフォローなどのコンサルティングサービス提供しています。

注目したいのがそのビジネスモデル。コンサルティングを行う代りに、ギフト<9279>が製造するタレやスープ、食材などを継続的に購入してもらうというビジネスモデルを採用しています。

こちらの事業も、18年10月期の契約店舗数が国内345店舗、海外6店舗の合計351店舗だったものに対し、2020年10月期第1四半期の決算短信では国内363店舗、海外8店舗の合計371店舗と順調に契約数を伸ばしてきています​

ギフト<9279>の分析

ギフト<9279>の事業環境に関して

足元では、コロナウィルス蔓延による影響で飲食店は多大な影響を受けています。加えて、外食産業の場合も、ここ数年慢性的な人手不足と人件費の高騰に頭を悩ませていました。

実際に、ギフト<9279>でもここ数年の決算短信には、雇用に関する厳しい状況を訴える記載がみられます。

1990年のバブル期を超える1.5倍の有効求人倍率等、労働需給が引き締まる雇用環境において社員の確保が厳しく、正社員はもとよりパート、アルバイトといった臨時社員についても適正数を維持することが難しい状況にありました。前年比で増収傾向を維持していくためには社員の適正数確保が絶対条件となることから、正社員の採用コスト、臨時社員の時給等、雇用関係コストが高止まりする状況に至っております。

18年10月期決算短信

本年、10連休となった大型ゴールデンウィークによる押し上げ効果、国内における堅調な雇用・所得環境の下支え等により外食や旅行等のサービス消費も増加基調で推移してまいりました。その反面、依然として過去最高水準にある有効求人倍率等、労働需給が引き締まった雇用環境は、政府の打ち出す「働き方改革」と相まって最低賃金の上昇等、正社員はもとよりパート、アルバイトといった臨時社員についてさえも適正数を確保することが厳しい状況となっており、正社員の採用コスト、臨時社員の時給等、雇用関係コストは全体として依然高止まりする状況にあります。

19年10月期決算短信

有効求人倍率が高止まりする等、労働需給が極めて引き締まる雇用環境に至り、正社員はもとよりパート、アルバイトといった臨時社員についても適正数を確保することが厳しくなっております。さらに、年明け以降、急激に広まり始めた新型肺炎が外食産業に及ぼす影響が不透明な状況に至っております。

20年第一四半期決算短信

ギフト<9279>の会社の強み、武器

ギフト<9279>は「世界一のラーメン企業グループ」を標榜し、ラーメン事業の業態ラインナップ、メニュー開発を積極的に進めています。

ポリシーとして掲げているのが、

  • 横浜家系ラーメンの味の追求を行う
  • ロードサイド店にお越しになるお客様の多様な飲食ニーズにお応えする
  • 豚山ブランドのがっつり系ラーメン等の新業態の拡充、拡大を図る

の3つです。

同社の強みといってしまうとやや違ってくるのかもしれませんが、同社の社長でもある田川翔氏は人間味に溢れ、非常に興味深いラーメン野郎だと個人的には思っています。

以前、ロードサイドのハイエナこと井戸実氏のメルマガで、飲食起業記と称して田川翔氏の創業からの話が配信されていました。

参考:【飲食起業記】大繁盛ラーメン店『町田商店』(その1) 「基礎を学んだサラリーマン時代」

これが非常に面白く印象に残っています。

こうした断片的な部分からしか判断できませんが、経営者としても非常に能力と魅力のある方なのだと思います。

ギフト<9279>の売上高と利益率

事業年度 売上高 前期比 営業利益 経常利益 当期純利益
2016年10月期 4,535 -% 456 433 104
2017年10月期 5,612 23.7% 627 637 218
2018年10月期 6,971 24.2% 775 777 455
2019年10月期 9,052 29.9% 1,006 1,023 524

単位:百万円

ギフト<9279>の過去の売上高を見ていくと、上場以降も売上高、利益率共には右肩上がりで成長してきています。

直近3期の売上高営業利益率を見てみると、

直近3期分の売上高営業利益率
  • 17年10月期:11.2%
  • 18年10月期:11.1%
  • 19年10月期:11.1%

と、3期連続で10%を超えています。

EPS(1株利益)は、

EPS(1株利益)
  • 2017年10月期:22.0円
  • 2018年10月期:46.0円
  • 2019年10月期:52.9円

と、こちらもしっかりと一株利益を積み上げていってることが分かります。

ギフトの業績推移

ギフト<9279>のキャッシュフロー

事業年度 営業キャッシュフロー 投資キャッシュフロー フリーキャッシュフロー
2016年10月期 441 -390 51
2017年10月期 575 -476 99
2018年10月期 798 -1,057 -259
2019年10月期 1,074 -1,253 -179

単位:百万円

営業キャッシュフローは堅実に伸びてきています。

本業の日々の営業活動の中でしっかりと儲かっていることが分かりますね。

2018年10月期、2019年10月期にフリーキャッシュフローが赤字になっているのは、新規出店の為に投資キャッシュフローの項目が大きく膨らんでいることが影響しています。しかしながら、2019年10月期の営業キャッシュフローが大きく伸びているので、効率的な再投資のサイクルが回っていると判断できます。

ギフト<9279>の自己資本とROE

自己資本 3,141
自己資本比率 54.3%
ROE 17.99%

単位:百万円

※2019年10月期の連結実績

自己資本率は54.3%と強固な水準ですね。

ROEは17.99という素晴らしい実績となっており、効率よく稼いでくれているのが分かります。

直近3期分のROE
  • 2017年10月期:33.36%
  • 2018年10月期:26.28%
  • 2019年10月期:17.99%

ギフト<9279>のPERとPBR、ミックス係数

PER(会社予想) 17.96倍
PBR(実績) 3.62倍
ミックス係数 ※PER×PBR 65.01

ギフト<9279>のミックス係数は65.01。バリュー株投資家のベンジャミン・グレアムにならって、ミックス係数が11.25(米国株は22.5倍以下)の銘柄を割安と判断するなら、同社は割高銘柄​と言えます。

ギフト<9279>の実質配当利回り

ギフト<9279>の配当を見てみましょう。

事業年度 株主配当
2018年10月 9円
2019年10月 15円

20年10期の年間予想配当は1株あたり15円と予想されていますので、20年4月28日終値段階で計算すると予想配当利回りは1.29%となります。

また、ギフト<9279>では、株主優待制度を用意しています。

株数 内容
100株以上 2枚
200株以上 3枚

*お食事ご優待券は店舗メニューの中からどれども1品無料で利用可。(1,000円以上のセットメニューも利用可。)

※株主優待制度の利用可能な店舗については、対象となる株主の皆様に対し別途案内。

ギフト<9279>は買いか?売りか?様子見か?

ここまでギフト<9279>の分析を行ってきましたが、個人的には様子見だと考えています。

ギフト<9279>の「様子見」と判断する理由
  • 業界の事業環境:×
  • 会社の強み、武器がある:○
  • 主力製品、サービスに意義があり、実需が存在する実業である事、つまりは、主観的に好感が持てる商売をしていること:○
  • 業界が右肩上がりであること、または、高いレベルで安定している事。つまりは、売り上げと利益増が今後も見込めること:○
  • 売上と利益率:○
  • キャッシュフロー:△
  • 自己資本比率:○
  • ROE:○
  • ミックス係数:×
  • 株主還元スタイルを取っていること:△

ギフト<9279>の分析をこれまでしてきましたが、私が個別株を見る際にポイントとして挙げる項目では、非常に優秀な実績となっていると評価できます。

しかしながら、コロナウィルスの世界的な蔓延による外食産業の先行きに関して、個人的には非常に厳しく捉えているのが現状です。

特に、同社のようなラーメン専門の業態ですと、私個人としてはテイクアウトして食べたい、とまでは正直思いません。やはり、お店で出来たてを食べたいと思うのが本音でしょう。

現時点では、店内での飲食は20時まで。テイクアウト·デリバリー(宅配)は原則23時までとしていますが、通常の営業状態と比較すると深夜帯のかき入れ時の売上がごっそりと減ることとなっています。

ギフト<9279>のチャート(週足)を見ると、2019年8月19日の週に付けた3,025円を高値として、右肩下がりのチャートとなっています。

今回のコロナショックでは、上場来安値も更新しています。

配当利回りは良いとは言えませんが、株主優待(1,000円の食事 x 2と想定)を考えると、

実質配当利回り
  • 100株:3.01%
  • 200株:3.88%

と、実質配当利回りは悪い水準というわけではないですね。ただ、今期の株主配当に関しても、コロナの影響次第では減配となることも十分に想定しておかなければなりません。

コロナの影響とミックス係数は気になりますが、個人的に町田商店の味は大好きなので購入のタイミングは狙っていきたい​なと考えています。

ギフトの週足チャート

お忙しい中恐れ入りますが、何卒ご確認宜しくお願い致します。

薬味多めで

叉焼、うずら抜きからの、味玉、のり、ほうれん草トッピングでにんにくどさぁーっが大好きです♪

参加中のランキングサイト

にほんブログ村 株ブログへ

大変励みになります。本日も応援のクリックお願い致します。

今読んでいる1冊

おすすめの記事