スマートフォン

いつもお世話になっております。薬味多めで(@yakumioomede)です。

本日は、NTTドコモ<9437 >が長期的に保有できる銘柄なのか、徹底的に調べていきたいと思います。

薬味多めで

私の携帯電話遍歴は、KDDI(PHS)→セルラー→ドコモ→J-Phone→ドコモ→Softbank→IIJ(MVNO)という遍歴です(^^)

NTTドコモ<9437 >の基本情報

NTTドコモのホームページ

まずは、NTTドコモ<9437 >の基本情報を整理していきましょう。

NTTドコモ<9437 >の会社情報とチャート

※2019年3月3日調べ

項目 内容
会社名 NTTドコモ
証券コード 9437
業種分類 情報·通信
市場 東証1部
時価総額 9,648,824百万円(2020年3月3日の終値で算出)
分類 大型株(時価総額3,000億円以上)
WEB https://www.nttdocomo.co.jp/
本社住所 〒100-6150 東京都千代田区永田町2-11-1 山王パークタワー
設立年月日 1991年8月14日
上場年月日 1998年10月22日
決算 3月末日
単元 100株
代表者名 吉澤和弘
従業員数(単独) 7,884人
従業員数(連結) 26,564人

チャート画像

NTTドコモ<9437 >が展開する事業

NTTドコモのサービス

NTTドコモ<9437 >のグループ企業の事業セグメントは、3つの事業セグメントに分けられます。

通信事業

携帯電話の販売、及び回線の貸し出しを主とする事業セグメントです。近年ではドコモ光の契約数拡大による、サービス収入の増加が業績に寄与しています。

直近2期の通信事業の営業収益の伸び(前年非)は、以下のようになっています。

  • 18年3月期:5.0%
  • 19年3月期:2.1%

スマートライフ事業

dポイント、dマーケットを中心としたサービス関連の事業セグメントとなります。

dポイントなどはリクルート<6098>社との戦略的業務提携によりアカントの連携を行うことで相互にマーケティング力を強化したり、ミスタードーナッツやファミリーマート<8028>を含め、dパートナーの拡大が続いています(海外加盟店100店舗)。

直近2期のスマートライフ事業の営業収益の伸び(前年非)は、以下のようになっています。

  • 18年3月期:-0.7%
  • 19年3月期:-0.4%

19年3月期の収益の落ち込みは、らでぃっしゅぼーや株式会社の売却費用の減少やコンテンツサービスの売上定価、金融決済サービスの収入の低下などが影響している状態です。

その他事業

法人営業やIoT関連事業、AI関連サービスやベンチャー支援などが含まれる事業セグメントです。

直近2期のその他事業の営業収益の伸び(前年非)は、以下のようになっています。

  • 18年3月期:9%
  • 19年3月期:0.2%

NTTドコモ<9437 >の分析

NTTドコモ<9437 >の事業環境に関して

MVNOが少しづつシェアを伸ばしているが、大手キャリア3社(ドコモ、au、Softbank)の圧倒的優位は揺ぎありません。2020年12月20日に発表された、総務省による「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(9月末)」では、大手キャリア3社のシェアは以下のようになっています。

NTTドコモ 38.1%
au 27.9%
Softbank 21.4%

注1:「KDDIグループ」には、KDDI、沖縄セルラー及びUQコミュニケーションズ(2015年度第4四半期以降)が含まれる。

注2:「ソフトバンクグループ」には、ソフトバンク及びワイモバイル(2014年度第4四半期)が含まれる。

注3:MVNOの数字は省略しています。

契約電話の契約数の、およそ40%をドコモが締めています。2015年度と比較すると約4%の低下となっていますが、まだま携帯電話業界の巨人といえる水準にありますね。

サービス開始目前に迫った5Gサービスでは、5G回線の特徴を活用した新たなサービスを提供していくことが予想されます。今後も圧倒的な顧客基盤を元に、業界をリードしていくことが考えられますね。

NTTドコモ<9437 >の会社の強み、武器

NTTドコモ<9437 >の強みは、先程も挙げた圧倒的な顧客基盤が挙げられます。その中でも、近年注目しているのがdポイント関連のサービスです。

スマートライフ事業の項目でも触れましたが、リクルート<6098>社との戦略的業務提携や他業種のdパートナーの拡大により、dポイントによるビックデータの蓄積をより精度の高いマーケティングサービスに活用していくことが予想されます。

dポイント倶楽部会員数6,500万人、dポイントカード登録数2,232万人​と伸びてきており、囲い込んだ会員のデータをより上手く分析してマーケティングに生かしていければ、強力な武器の一つとなっていくでしょう。

NTTドコモ<9437 >の売上高と利益率

事業年度 売上高 前期比 営業利益 経常利益 当期純利益
2015年3月期 4,383,397 -1.7% 639,071 643,883 410,093
2016年3月期 4,527,084 3.3% 783,024 778,021 548,378
2017年3月期 4,584,552 1.3% 944,738 949,563 652,538
2018年3月期 4,762,269 3.9% 986,960 1,141,690 790,830
2019年3月期 4,840,849 1.7% 1,013,645 1,002,635 663,629

単位:百万円

NTTドコモ<9437 >の過去の売上高を見ていくと、非常に高い水準で安定していることがひと目で分かります。

売上高、4兆円ですよ、4兆円。もやは、意味が分かりません。

2019年度の防衛予算が5兆2574億円ということを考えると、とんでもない売上高です。

直近3期の売上高営業利益率を見てみると、

直近3期分の売上高営業利益率
  • 2017年3月期:20.6%
  • 2018年3月期:20.7%
  • 2019年3月期:20.9%

と、20%を超す水準となっています。

EPS(1株利益)は、

EPS(1株利益)
  • 2017年3月期:197.7円
  • 2018年3月期:239.5円
  • 2019年3月期:201.0円

と、2019年が若干低下したため為、3期連続で上昇というわけには行きませんでしたが十分に良好な水準です。

NTTドコモの売上推移

NTTドコモ<9437 >のキャッシュフロー

事業年度 営業キャッシュフロー 投資キャッシュフロー フリーキャッシュフロー
2015年3月 962,977 -651,194 311,783
2016年3月 1,209,131 -375,251 833,880
2017年3月 1,312,418 -943,094 369,324
2018年3月 1,498,600 -705,532 793,068
2019年3月 1,216,014 -296,469 919,545

単位:百万円

営業キャッシュフローはプラスを続けていますので本業は順調と判断できます。

もちろん、フリーキャッシュフローも毎期しっかりと黒字を確保。基地局への投資をしっかりと行いながらも、株主配当の利益を確保していると言えます。

NTTドコモ<9437 >の自己資本とROE

自己資本 5,371,853
自己資本比率 73.2%
ROE 12.01%

単位:百万円

※2019年3月期の実績

自己資本率は73.2%と、盤石の数字です。

ROEも12.01%と優秀な実績となっています。

直近3期分のROE
  • 2017年3月期:12.05%
  • 2018年3月期:13.28%
  • 2019年3月期:12.01%

NTTドコモ<9437 >のPERとPBR、ミックス係数

PER(会社予想) 16.61倍
PBR(実績) 1.76倍
ミックス係数 ※PER×PBR 29.23

※2020年3月3日終値段階の数値で計算しています。

NTTドコモ<9437 >のミックス係数は29.23。バリュー株投資家のベンジャミン・グレアムにならって、ミックス係数が11.25(米国株は22.5倍以下)の銘柄を割安と判断するなら、同社は割安とは言え無さそうです​

NTTドコモ<9437 >の実質配当利回り

NTTドコモ<9437 >の配当を見てみましょう。

事業年度 株主配当
2017年3月 80円
2018年3月 100円
2019年3月 110円

19年3期の年間配当は1株あたり110円。20年3月期の配当は1株あたり120円と増配が予想されていますので、20年3月3日終値段階で計算すると予想配当利回りは4.15%となります。

NTTドコモ<9437 >の株主優待制度はありませんので、省略致します。

NTTドコモ<9437 >は買いか?売りか?様子見か?

ここまでNTTドコモ<9437 >の分析を行ってきましたが、個人的には買いだと考えています。

NTTドコモ<9437 >の「買い」と判断する理由
  • 業界の事業環境:○
  • 会社の強み、武器がある:○
  • 主力製品、サービスに意義があり、実需が存在する実業である事、つまりは、主観的に好感が持てる商売をしていること:○
  • 業界が右肩上がりであること、または、高いレベルで安定している事。つまりは、売り上げと利益増が今後も見込めること:○
  • 売上と利益率:○
  • キャッシュフロー:○
  • 自己資本比率:○
  • ROE:○
  • ミックス係数:☓
  • 株主還元スタイルを取っていること:○

NTTドコモ<9437 >の分析をこれまでしてきましたが、私が個別株を見る際にポイントとして挙げる項目では非常に優秀な成績となっています。

高配当から非常に人気の高い銘柄のため、ミックス係数の項目では割高な結果が出てしまいました。しかしながら、今後5Gサービスの本格開始を控えて、これまで以上に様々なサービスの重要なインフラとして活躍していくことが予想されます。

MVNOとの競争や、楽天<4755>の参入でシェアがどう変化していくのかは非常に気になるところではありますが、滅多なことがない限り大幅なシェアの低下はないだろうと見ています。

NTTドコモ<9437 >のチャート(週足)を見ると、2019年4月の安値から2020年2月の高値までの上げ幅の33.82%水準まで落ちてきている状態です。

個人的には、2,000円台前半まで落ちてきて欲しいなとは思っていますが果たしてどうなることやら。現時点では若干中途半端な水準となる可能性も高いため、目先は2650円で一旦反発して、そこから決算を迎える動きとなるのかな、と考えています。

NTTドコモの週足チャート

お忙しい中恐れ入りますが、何卒ご確認宜しくお願い致します。

薬味多めで

MVNOは安くて良いのですが、回線速度がいまいちな時があって非常に困るんですよね...



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